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「ロクシタン」が1000種の植物の保護やリサイクルプラスチックボトルの実現など6つのCSR活動を推進

 ロクシタンジャポンは、製品の空き容器の回収やプラスチック商材の削減など、ブランドが取り組むCSR(企業の社会的責任)活動理念「ロクシタンのコミットメント(約束)」を定めた。2025年までに100%リサイクルプラスチックボトルなどの導入や1000種類の植物の保護など、6つの項目を掲げる。

 「ロクシタン(LOCCITANE)」は1976年の創設時から、創業地であるプロバンスの資源育成と自然由来原料の持続的な調達に注力してきた。「消費者の意識や興味が現在ほどCSR活動に向いていなかった創業当時から当社では環境負荷を軽減し、品質の良さで製品に興味を持ってもらえるモノ作りに徹してきた。ここへきて、CSR活動の取り組みに目が向けられるようになってきた」(ニコラ・ガイガー(Nicolas Geiger)=ロクシタンジャポン社長)ためで、これまで取り組んできた活動についての進捗状況などを公表。今回あらためて「ロクシタンコミットメント」を打ち出す。

 6項目での、1つ目は、植物の多様性の保護。2025年までに1000種類の植物を保護する目標を掲げるが、現在までに350種の保護を実現している。本国から来日したカミーユ・エイロー(Camille Airo)=ロクシタン コミットメント&コミュニケーション マネージャーは「昨年秋には勤続年数3年以上の社員4000人と同じ数だけ、フランスにアーモンドの苗木を植えた。1950年代にアーモンドの木が伐採されて希少となったため、栽培のサポートを今までも行っていたが、これもその一環」と述べた。

 2つ目は生産者のサポート。25年までに100%直契約生産者とフェアトレードの締結を掲げ、現在はシアバターを生産する西アフリカ・ブルキナファソで100%フェアトレードを行っている。3つ目が地球の自然にやさしく。25年までに100%リサイクルプラスチックボトルと全店舗でのリサイクルサービスの導入を目指し、空き容器の回収などを進め日本と韓国が42%、アメリカとカナダ、アイルランドが30%を現在達成している。

 4つ目は女性の自立を支援。20年までにブルキナファソの女性3万3000人余の支援を目指し、現在は3万人以上を支援している。5つ目は視覚障害への取り組み。1997年から視覚障害者支援や製品ボトルに点字表記(英字)を用いているほか、20年までに1000万人の視覚障害者にアイケアの提供を目指して、現在はユニセフへの寄付やチャリティーイベントを通し800万人をサポートしている。6つ目は、伝統的技術の継承。精油の抽出法の一つである蒸気蒸留法や、直営店舗などで使用するアクセサリーや家具などの伝統的技術の継承を促進する。今年は香水「エルバヴェール」で一つ一つを手作業でラフィア(天然素材)に装飾した限定ボトルを発売した。

 「SDGs(持続可能な開発目標)では30年をゴールとした17の目標を掲げている。その一環で、EU全体では20年から使い捨てのプラスチック製品を禁止する法案が施行される。当社はさまざまなCSR活動に40年以上前から取り組んできたが、人々の環境に対する意識が高まっているのはよいこと。『ロクシタン』も活動を加速させていく」(エイロー・マネージャー)という。