ファッション

セイコーウオッチの「ガランテ」と「クリスチャンダダ」が限定50本コラボ

 セイコーウオッチが2005年にスタートした時計ブランドの「ガランテ(GALANTE)」は、“Over Quality & Too Much”をテーマに、身に着ける人の感性を刺激するモデルを多数発表している。そんな「ガランテ」が「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」とコラボレーションした時計(“SBLM011”)を、9日からセイコーブティックや百貨店、専門店で販売している。スペシャルストラップ2本付きで限定数は50。価格は80万円だ。

 

森川マサノリが表現する
“Q”ワールド

 「ガランテ」はこれまで、インテリアデザイナーやアニメキャラクター、ロックバンドなどとコラボレーションを行ってきたが、ファッションブランドとタッグを組むのは初。今回の協業について、森川マサノリ「クリスチャンダダ」デザイナーは「コンセプトの“Q”には、時計のストラップが平面的であることへの問いかけのはてな=Questioning(クエスショニング)の他に、最近ではポジティブに、セクシャルマイノリティーを表す言葉として使われるようになってきた『変わり者』という意味のQueer(クィア)もあり、『クリスチャンダダ』が得意とする刺しゅうでダイバーシティーを大切にするマインドを表現した。性別、人種、国境にとらわれない『個性』をあらためて問いかけるきっかけになればうれしい」と述べた。

一転して現れる「黒」の世界
既成概念を覆す
立体的装飾のベルト

 今回のコラボレーションモデルは、ストラップの上で両ブランドが競演しているのが特徴だ。牛ステア素材の白のストラップはビーズも用いて大ぶりなバラを立体的に表現し、同じく牛ステア製の黒のストラップは“GALANTE”の文字に赤の糸で刺しゅうを施している。「時計のストラップは平面的なもの」という既成概念を覆す「クリスチャンダダ」らしいデザインだ。森川のデザインではないが、クロコダイル素材の赤いストラップも付属する。

セイコー担当者が語る、
森川デザイナーのこだわり

 黒のストラップのデザインは「クリスチャンダダ」の2018春夏のテーマである“垂らす”を形にしたもので、皮肉や挑戦を表現している。パリ・メンズ・コレクションでは裾を切り放しにしたデニムや、ざっくり編んだニットをほつれさせたクリエイションを見せた。セイコーウオッチの企画担当者は、白のストラップについても「手作業による装飾で、『クリスチャンダダ』のこだわりを感じてもらえたら」と話した。

問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
0120-302-617