
東京・浅草を拠点とするレザーシューズブランド「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」は10月10日、フィンランドのインテリアブランド「アルテック(ARTEK)」とのコラボレーションシリーズをグローバルで発売した。「エンダースキーマ」のベジタブルタンニンレザー、「アルテック」のフィンランド産のバーチ材、それぞれのシグニチャーマテリアルを使った家具や照明、インテリアアクセサリーをそろえる。「アルテック」の旗艦店であるアルテック ヘルシンキとアルテック 東京、「エンダースキーマ」の直営店スキマ、国内外の一部セレクトショップで、数量限定で取り扱う。
両ブランドは、「自然素材から生まれる製品は完成した時点で完結するのではなく、使い手に渡った後もそれぞれの暮らしの中で続いていくプロセスである」という考えの下で共鳴。また、両者が大切にするクラフトマンシップへの姿勢を背景に、それぞれの素材が時間の積み重ねとともに個性と魅力を深めていくプロセスを、作品に落とし込んだ。バーチ材とレザーにはそれぞれ異なる速度で“パティナ(経年による痕跡)”が現れ、環境や使い方に応じて独自の表情を育む。
アアルトのスツールに“靴”を履かせる
目を引く特徴は、アルヴァ・アアルトがデザインした製品を象徴する“L-レッグ”の脚に履かせた「レザーシューズ」だ。スツール用とテーブル用のシューズはベジタブルタンニンレザーを用いて全て手作業で仕上げ、「エンダースキーマ」のレザーシューズに見られるディテールや構造を受け継いでいる。テーブルの天板やスツールの座面にもレザーを使い、天板や座面など使用頻度の高い部分には、特に味わい深いパティナが現れる。
家具は“スツール 60”(8万300円)と“テーブル 90C”(17万3800円)をそろえ、直営店限定で“テーブル 90C コーヒー”(17万3800円)も扱う。ストームウェルト製法に着想を得たシューズは単品でも販売し、“スツール 60”用の3個セット(1万4300円)と、4本脚の“スツール E60”用の4個セット(1万8700円)を用意する。
“ペンダント A330”のシェードを革で再解釈
照明では“ペンダント A330”の特別モデル(27万5000円)を用意した。クラフトと現代技術を融合させて新たな価値を生み出すという、「エンダースキーマ」が掲げる“ニュークラフト(NEW CRAFT)”の考え方を反映し、従来は真ちゅう製のシェードを、伝統的なウエットフォーム技法と3Dプリンターで成形したレザーで再解釈した。アアルトらしいフォルムを保ちながら、まったく新しい外観と風合いに仕立てた。
アイノ・アアルトの植木鉢の形を時計やコースターに
時計(3万800円)やキーホルダー(1万4300円)、コースター(7700円)のインテリアアクセサリーはベジタブルタンニンレザー製で、アイノ・アアルトがデザインした“リーヒティエ プラント ポット”の有機的なフォルムを採用。両ブランドのロゴをエンボス加工で入れるなど、さりげないディテールでコラボの証を刻んでいる。いずれも日本製で、ナチュラルとブラックの2色をそろえる。
1935年創業の「アルテック」と浅草発の「エンダースキーマ」
「アルテック」は1935年、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス-グスタフ・ハールの4人がヘルシンキで創業した。家具の販売にとどまらず、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進することを目的に掲げた。現在はフィンランドの巨匠や世界で活躍する建築家、デザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーを展開。柏崎亮デザイナーが手掛ける「エンダースキーマ」は東京・浅草を拠点に、レザーシューズやバッグ、革小物などを中心に展開。“ニュークラフト”をキーワードに、伝統的な技術や製法を用いながらコンテンポラリーなアイデアを形にしている。
■取り扱い店舗
アルテック 東京、アルテック ヘルシンキ、アルテック公式オンラインストア、スキマ 恵比寿、スキマ 合羽橋、スキマ 宮下公園、スキマ 大阪、スキマ 名古屋、スキマ 福岡、スキマ公式オンラインショップ、シボネ、シボネ ケース、ドーバー ストリート マーケット ギンザほか(韓国、中国、イギリス、ドイツ、スイス、デンマーク、カナダ、アメリカの一部セレクトショップでも取り扱う)