「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」の2027年春夏コレクションのテーマは、「ファンキー」。きらびやかな装飾の洋服、というより装飾そのものを洋服としてまとった雰囲気のモデルたちがファンクのビートに合わせてランウエイを歩き、観客から歓声や喝采を浴びた。
キャットスーツの上に
装飾をジャラジャラ施す
コレクションは、クリスタルのフリンジや大粒のパール、ダイヤモンドのように輝くスタッズなど、きらびやかな装飾をふんだんにあしらったエネルギッシュなスタイルで幕を上げた。アフロヘアのモデルのベースは、キャットスーツ。その上に星空のようにシルバーの装飾をあしらったり、メンズでも発表した装飾だらけのベースボールキャップを被ったり、クリスタルのフリンジ付きサングラスやマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)風のグローブ、そしてパールやチェーンで着飾ったり。装飾に飽きたらず、クリスタルのシャンデリアの中に身を投じたようなモデルまで現れた。
「ファンキー」は度合いを増し、モデルたちはさらにグルービーになっていく。銀色の装飾を施したミリタリー調の黒いチュールドレスや、巨大なスパンコールで覆ったフリンジのミニドレス、回路基板やチェーンなどの工業製品さえ装飾となり、ボディコンシャスなドレスを彩った。渡辺淳弥が得意とする解体と再構築の技術はいかんなく発揮され、レザーのバイカージャケットやトレンチコートはケープコートからエプロンドレスに至るまでさまざまアイテムへと姿を変える。ミラーボールさえ、スタイルの彩りへと変わっていった。
マイケル・ジャクソンのBGMで
ファンキーウーマンのイヴニング
音楽がマイケル・ジャクソンの「I Just Can’t Stop Loving You」に変わると、ラッフル、クリノリンを用いたロングドレスのイヴニングパートとなる。キャップは、貴族が競馬を観戦する際の巨大なつば付き帽へと変わった。