ファッション

ポップなコラボレーションで「コーチ」のアイコンを新解釈 スチュアート・ヴィヴァースが“コーチ X オブザーブド バイ アス”に込めた思いとは

「コーチ(COACH)」はロサンゼルスを拠点に活躍するイラストレーター兼デザイナーのジェシカ・ハーシュコ(Jessica Herschko)と女優のキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)が手がけるプロジェクト 「オブザーブド バイ アス(Observed By Us)」 とコラボレーションしたコレクション“コーチ X オブザーブド バイ アス(Coach X Observed By Us)”を発売する。「コーチ」のスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)=クリエイティブ・ディレクターにコレクションに込められた思いを聞いた。

「オブザーブド バイ アス」との
コラボレーションによるポップな世界

「オブザーブド バイ アス」はハーシュコとダンストが“センス・オブ・ワンダー(神秘さや自然に触れて深く感動する力)”を持ち続けながら、何気ない日々のテーマに向き合えることへの感謝の気持ちからインスピレーションを得て活動している。それぞれの想像力や感性を反映したアートはポップなテイストが特徴だ。

コラボレーションによるコレクションにはハーシュコの手描きオリジナルイラストがデザインされたウエアやバッグ、フットウエア、アクセサリーをラインアップ。逆さまに咲く花、UFO、陽気な雰囲気を感じる馬車などのイラストが刺しゅうされた。それぞれのモチーフには特別なストーリーがつづられており、ユニークな世界へ誘う物語のようなアイテムとなった。

“ストーリーパッチ”がつづる
ユニークなストーリー

WWD:このコラボレーションはどのように実現されましたか?

スチュアート・ヴィヴァース「コーチ」クリエイティブ・ディレクター(以下、スチュアート):極めて自然な流れだった。キルスティンの生き方は、長年にわたって私や私のデザインの参考になってきたし、最近はみんなインスタグラムで情報を得ていると思うけれど、私もジェシカの作品をインスタグラムで知った。

WWD:今回のコレクションにはどのようなストーリーがある?

スチュアート:「オブザーブド バイ アス」とのコラボレーションは、クラフトやハンドメードのディテール、そして日常生活に潜むイマジネーションを称えるものだ。1970年代から「コーチ」バッグのアイコニックなディテールであり続けるストーリーパッチが各アイテムの内側に取り付けられ、ストーリーをつづっている。イラストにはジェシカとキルスティンが想像したシーンが描かれていて、このコレクションはリンクしたストーリーの集合体と言えるだろう。

WWD:デザインのポイント、特別なディテールは?

スチュアート:私がこのコレクションで気に入っているのは、魅力的なハンドメードのタッチだ。それぞれのアイテムに、ジェシカが手描きしたオリジナルのイラストをプリントし、イラストに合わせたストーリーが手書きされた「コーチ」のストーリーパッチが付いている。こうしたディテールによって、それぞれのアイテムから私の好きな、素朴でパーソナルな雰囲気が醸し出されている。

「コーチ」らしさを
「生まれ変わらせる」コラボレーション

WWD:「コーチ」のブランド・アイデンティティーを維持しながら、どのように新しいアプローチや革新的な要素を取り入れましたか?

スチュアート:このコレクションの出発点は、「コーチ」らしさを感じられるアーカイブやそれ以外の不朽のアイテムを見つけ、「オブザーブド バイ アス」のレンズを通して生まれ変わらせることだった。私たちはキルスティンとジェシカと共に、私たちの美的アイデンティティーが重なり合う、こうした特別なモーメントを見つけ出したんだ。これは、クラフトに対する私たちのプレイフルなアプローチや、Tシャツ、デニムといった素直でアメリカの典型的なイメージを楽しいイラストのベースとして使うという共通のこだわりによって、特によく表現されている。

WWD:デザイナーとして、このコレクションを通して伝えたいメッセージやコンセプトは?

スチュアート:このコラボレーションで私が引かれたことは、オプティミズム(楽観主義)が強く感じられ、日常的な題材にも驚きの感性を持って取り組むという、私自身の感性と共感するデザインへのアプローチがあったことだ。探求的なストーリーテリング、カラー、クラフトを通して、このコレクションは、想像の精神を称え、現実的なものと想像的なものの両方で、日々の喜びをもたらすちょっとしたものをより大切にするという想いを表現することを意図している。

WWD:「コーチ」はこれまでさまざまなアーティストとコラボレートしてきましたが、このようなプロジェクトに取り組む際に重要なことは何ですか?

スチュアート:デザイナーとして、私はコラボレーションが大好きなんだ。他のデザイナーやブランドのクリエイティビティーのレンズを通して、ファッションハウスとしての自分というものを再定義し、その限界を押し広げることができる機会になるし、それは新しい可能性を一緒に発見することでもある。自分たちとある種の姿勢を共有する人たちと一緒に仕事をすることも好きだし、面白いコントラストを生んで「コーチ」に新しい何かをもたらしてくれる人たちと仕事をすることも好きだ。

“センス・オブ・ワンダー”を感じる
プロモーションムービー

青空の下、太陽の光を浴びて撮影されたプロモーションムービーは、コラボレーションのポップで陽気なストーリーが散りばめられた。リラックスムードのワンピースやカジュアルなシャツ、「コーチ」のアイコニックなバッグと共に、アイテムに使用されたイラストが登場。色とりどりの花やきのこ、てんとう虫など、それぞれのストーリーを彩るさまざまなモチーフからは、「オブザーブド バイ アス」の“センス・オブ・ワンダー”を感じられる。

PHOTO(PRODUCT GROUP SHOT) : TAKUMI SHINODA
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コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
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