ファッション

「チチカカ」運営会社が経営陣刷新、「ファセッタズム」も親会社が変更へ

 東証スタンダード上場でカジュアルチェーンのシーズメンは、経営体制を刷新する。5月25日付で、三河宏彰社長を筆頭に、青木雅夫会長、山田洋輔取締役、深見修取締役の4人の取締役が一斉に退任。新社長には、ship shape合同会社代表社員の植杉泰久氏が就くほか、保住光良・管理部副部長ら5人が取締役に昇格する。三河宏彰社長は、IT機器販売のネクスグループ傘下だった「ファセッタズム」「コスチューム ナショナル」も含め、独自のファッションブランドプラットフォームの構想を掲げ活動してきたが、ネクスグループも昨年9月に「ファセッタズム」「コスチューム ナショナル」事業を、アスコに売却していた。

 シーズメンは「メソッド(METHOD)」「チチカカ」「トルネードマート」「流儀圧搾」などを展開し、2023年2月期の売上高は前期比51.5%増の63億円、営業損益が2億5600万円の赤字(前期は1億8300万円の赤字)、純損益が3億200万円の赤字だった。増収はネクスグループから買収したチチカカの連結化によるもの。

 一方、ネクスグループが昨年9月に公表した資料によると、ファセッタズム社はネクスグループ傘下のネクスプレミアムグループが69.93%の株式を所有し、2021年10月期は売上高が3億2400万円、営業損失1300万円(前期は9500万円の赤字)、経常損失3700万円(同1億900万円の赤字)だった。ネクスグループはネクスプレミアムグループの株式のすべてをアスコに売却することで合意している。

 なお、ネクスグループはアスコについて、「非公開会社である」という理由で詳細を公開していない。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。