ビューティ

「N. ルフレカラー」からウォーム系ベージュ“ブリック” と鮮やかなレッドオレンジ “スカーレット”が登場

 プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラによるヘアカラー剤「N.(エヌドット) ルフレカラー」は、2022年2月の発売以来、美容師からの高評価を得てメディアやSNSでも注目を集めている。透明感あふれる高彩度・高発色な仕上がりを表現できることや、寒色・暖色・中間色とバランスのとれたカラーラインアップなどが人気の理由。
 
 今年2月には新たに“ブリック”と“スカーレット”の2色を発売し、ヘアカラーシーンに新風を吹き込む。ブルーアッシュの流れがここ10年ほど続いた今、新しさを求める声も聞こえ始めている。次なるカラートレンドを予感させるこの2つの新色を使用したヘアを、2人の人気美容師に提案してもらった。

暖色っぽさを感じさせる
肌映えベージュの“ブリック”(BR)

 新色の1色はピンクみを含む、柔らかなウォーム系ベージュ“ブリック”。艶ベージュを単品で表現できるうえ、くすみのない色が顔映りをより良くするため、大人の女性、さらにはグレイカラー世代にもおすすめの色だ。
 
 他色とも組み合わせやすく、寒色への補色ブラウンとして、流行りの色みを作るベースカラーとして使うなど、活用度の広さも魅力だ。
 
 “ブリック”を使ったヘアカラースタイルを提案してくれたのは、「ケーツー銀座(K-two GINZA)」の佐藤マサタカチーフ。“ブリック”と「N. ルフレカラー」について、以下のように語る。
 
 「『N. ルフレカラー』特有の発色の良さで色みもしっかり出るうえ、暖色っぽさを感じるベージュが肌になじむ感じですごくいい。これまで、アッシュ系やマット系など振り切った色の人気が高かったが、この抜け感がありつつ、おしゃれな印象に仕上がる色は、次なるトレンドを感じさせる。ジェンダーレスで使え、今後、サロンでも間違いなく人気が出そう。最近はSNSでも、素肌を美しく見せるスキンケアの発信がすごく増えているし注目もされている。その流れを見ても、今後、この“ブリック”のような“肌映え”するヘアカラーが求められ、トレンドになっていくと思う」。

発色はもちろん、褪色していく過程も
楽しめる“スカーレット”(SC)

 新色のもう1色は、濃密な染料設計の鮮やかなレッドオレンジ“スカーレット”。赤とオレンジにほんのりピンクを含ませた鮮やかなビビッドカラーで、ヘアカラーのデザインをより楽しみたい人に人気となりそう。
 
 どのレベルも彩度が高くて明るく、ブリーチの有無に関係なくクリアな色を表現でき、ヘルシーな印象に仕上がる。色落ちが穏やかで、褪色の過程も楽しめる設計になっていることも、時代の声を反映している
 
 “スカーレット”を使ったヘアカラースタイルを提案してくれたのは、「ピークアブー(PEEK-A-BOO)銀座並木通り店」の寺岡幸紘ディレクター。“スカーレット”と「N. ルフレカラー」について、以下のように語る。
 
 「ブルー系ハイトーンブームが続く中、真逆のアプローチですごく新鮮。オレンジでも赤でもない、レッドオレンジというかわいい色で、ピンクも感じさせる奥行きがある。他の色同様、あらゆるコンディションの髪でも鮮やかな発色で安定した仕上がりになるから、美容師としてはとても使いやすい。ブリーチしてハイトーンカラーをする方が増えるにつれ、「褪色する過程もきれいでいたい」というリクエストが多くなり、それは不可欠な要素となった。この“スカーレット”は、ピンクみを残しながら褪色する変化も楽しめるので、その声にもしっかり応えられる」。

ブリーチなしでも高彩度の
色が表現できる「N. ルフレカラー」

 「N. ルフレカラー」の人気は、ブリーチオンで鮮やかな色を実現するのはもちろん、ブリーチなしでも高彩度の色が表現できる、リタッチでもつなぎやすいなど、その確かな機能性と操作性が実証している。
 
 新色の“ブリック ”は5〜13レベル、“スカーレット”は7〜13レベルをそろえる。どちらも濃度によって色の印象が大きく変わるため、ビフォーの明度の違いやクリアの配合量で、ニュアンスの違いを楽しむことができる。
 
 すでに発売されている8色相の中で、不動の1位を誇るのが“サンド”。とにかく「使いやすい」「オールマイティ」の声が圧倒的で、単品でグレーベージュを表現できる。出荷量では1位から3位を“サンド”のレベル違いが占めることもあるほど。
 
 2位は“フォグ”。黒髪やナチュラルトーンに使うと、淡いベージュで霧がかったようなニュアンスのある色になり、シアー感が出せる。3位は“コバルト”。日本人特有の赤みを消しきれない時に、“サンド”や“フォグ”に足して使用することも多い。“コバルト”の3レベルは若いお客さまが暗くしたい時に人気で、一見黒髪に見えるくらいの深い色だが、光が当たると青を感じられ、人と違うおしゃれな黒髪になる。

ハイトーンカラーと相性のいい
“素髪感”を出す
トリートメントも人気

 「エヌドット」では、ハイトーンカラーとの相性もいい、システムトリートメントの「エヌドット ケラリファイン システム」も人気だ。
 
 これは“還元ケラチン”をキー成分にした4浴式システムトリートメント。健康な髪の内部には“S-S結合”と呼ばれる結合があるが、ダメージを受けるとその結合が切れ、髪の内部成分も流出してしまう。「ケラリファイン」は、ダメージでS-S結合や毛髪内部の栄養成分が失われた髪にさまざまなケラチンを補給し、熱の力でケラチンを結合させることでS-S結合を再構築。髪の強度や、芯から強く弾むしなやかさ、艶や手触り感をアップさせる。
 
 つまり特徴をイメージでいうと、油分などを入れ込むタイプとは異なり、生まれ持った健康な髪(=素髪)に近い状態に導くもの。不自然な重さやベタつきがなく、風になびく自然な“サラ艶髪”をかなえる。“健康な髪に近い状態に導く”という特徴からハイトーンカラーとの相性もよく、髪色を長く楽しむことができる。

PHOTOS:ANNA MIYOSHI(TRON),STYLING:AYAMI MASUDA
モデル1:トップス2万3100円/バルムング(エスティーム プレス)、ピアス2万3760円/ノムグ(ノムグ)
モデル2:ピアス1万2100円/リキッド(リキッド)、その他スタイリスト私物
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720