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カリスマ美容師×艶色クレイカラー「テラ」 髪悩みが多い「WWDJAPAN」スタッフがカラーリングを体験!

 シュワルツコフ プロフェッショナルから今春デビューした、クレイを使った新ヘアカラーブランド「テラ(TERRA)」。自然素材をベースとし、頭皮や髪への優しさを追求しながらも、一般的なナチュラル系カラー剤のイメージを覆す色持ちと艶感を実現。クレイの特性により髪に高密着するため、染料の浸透・発色もいい、という特徴が多くの美容師の支持を得ている。ワンランク上のヘアカラー提案をかなえるプレミアムカラーとして、今年1年話題を振りまいてきた。

 そんな「テラ」を使ったカラーリングを今回、「WWDJAPAN」スタッフが体験。日々の忙しさのあまりヘアケアに費やす時間がとれず、中間から毛先にかけてはっきりとブリーチ跡が残り、パサつきやダメージも気になるという「WWDJAPAN」スタッフが、上質で滑らかな艶色カラーヘアを目指す。

 施術をするのは、東京・自由が丘で人気ヘアサロン「ワタイ(Watai)」を運営する渡井タケト代表。常時5種類以上のヘアカラーブランドを使い分け、その深い知識ゆえに、ヘアカラーメーカー各社が意見を聞きにサロンを訪れるという業界の“御意見番”だ。ここでは施術のポイントや渡井代表へのインタビューや、「WWDJAPAN」スタッフの率直な感想を紹介する。

「生まれて初めて
髪がきれいと褒められた」

 ビフォーの髪において、各所にダメージやパサつきがあり、“プリン”が伸び切った状態は自覚している「WWDJAPAN」スタッフ。「これを機に変わりたい、という思いがある。仕事の都合であまり派手な色にはできないので、上品で私に似合う色にしてほしい」と依頼。

 渡井代表は、顔色が映える“ローズ”“コーラル”“ピンクコントロール”のミックスを選択。「アンダーの暗く見えやすいところは、明るい9~11レベルでピンクみの強いローズでカラーリング。表面には深みのあるローズを乗せて落ち着かせ、毛先のブリーチ部分には薬剤をさらに優しくして乗せ、いたわりながら染めた」。

 施術中は、嫌なニオイがしないことや、硬いのに伸びやすいテクスチャーに驚いていた「WWDJAPAN」スタッフ。仕上がりに関しては、「ビフォーであれだけ段々になっていた髪色が、きれいで滑らかなグラデーションに仕上がって驚いた。顔色がきれいに見えて、大人っぽくてかわいい色でとても気に入っている。『変わりたい』という思いが強く、艶髪なんて自分には無縁と思っていたけれど、理想の髪色になったうえに艶まで出て驚いた。カラーリングの翌日、生まれて初めて人から髪を褒められた」と語った。
 
 さらにカラー施術から2週間後、編集部は同スタッフに現状をヒヤリング。満足度の高さは継続しているようだった。「私は色が抜けやすい髪質で、そのあきらめが原因で、お手入れを小まめにできてこなかった。でも『テラ』は、2週間後もきれいに髪色が維持されていて驚き。毛先の色は少し変わってきたけれど、それは“褪色”というより“変化”という感じ。グラデーションがよりきれいになり、ますます気に入っている」。

「ナチュラルな色みで
勝負できるヘアカラー剤」

 今回の施術を担当した渡井タケト「ワタイ」代表に、「テラ」の魅力を聞いた。ニューヨークやロンドンをはじめ、海外でのサロンワーク経験のある同代表が、まず驚いたのはクレイのテクスチャーだという。

 「これまでいろいろなクレイを使った試作品を使ってきたけれど、カピカピになったり“ダマ”になったりと、操作性の悪いクレイが多く、カラー剤への使用は難しいと感じていた。その壁を越えて、『テラ』は“硬いのに伸びやすくて塗りやすい”という絶妙なテクスチャーを実現。“ゼロテク”や“セクションカラー”がとてもやりやすい。SDGsの流れにもマッチしていて、世界観をプロダクト自体が作っているブランド。その世界観をイメージできる美容師にぜひ使ってもらいたい」。

 同代表は施術の際、刺激から頭皮を守る98%自然由来成分の“スキャルプ プロテクター”を使用している。「根元には上質な天然由来のオイル、髪には泥とケラチンたんぱく質、仕上がりは上品な色み。『テラ』はその三角形で成り立っているイメージだ。特にカラーリングを繰り返す白髪染めには最適で、『日本一いい白髪染めです』とお客さまに提案している」。

 ファッションカラーに関しては、「ベージュやグレージュなどの色で、特に中明度が表現しやすい」と話す。「需要の高い、ナチュラルな色みで勝負できるカラー剤。色だけでなく、質感もコントロールしやすい設計になっている。施術中はクレイで髪をパックしているイメージで、触るとふっくらとした感触を実感できるので、放置中に実際にお客さまに髪を触ってもらい、仕上がりの期待感につなげている」。

 さらに従来品と比べ色持ちが41%アップしたことで、きれいに褪色していくことも特徴の1つだ。「褪色も“黄ばむ”というより、“ゴールドベージュになる”というイメージ。褪色過程もきれいなので、導入してからリタッチのお客さまが増えた。そうした特徴から、2000円は単価をアップできる。むしろアップしないと割に合わないくらい、上質な仕上がりをかなえられると思う」。

「髪の質感まで
プロデュースできるカラー剤」

 「テラ」はクレイが髪1本1本までホールドし、染料と潤い成分をじっくり芯部まで届ける高密着・高浸透カラーだ。柔らかく塗りやすいのに、髪の根元でピタリと止まる操作性が特徴。頭皮にカラー剤をつけずに、髪の根元ギリギリまで塗ることができる上に、成分の88%(1・2剤混合時の平均値)が自然由来なので、幅広い世代に安心して提案できる。柔らかで艶やかな仕上がりも特徴で、渡井代表は「髪の質感までプロデュースできるカラー剤」と評する。

ハイレベルな髪質改善を
かなえるサロン「ワタイ」

 渡井代表を筆頭に薬剤知識の豊富なスタッフが多く、ハイレベルな髪質改善やカラー施術をかなえる「ワタイ」。他サロンで失敗してしまい、助けを求めて来店する顧客も少なくない。その評判はインターナショナルで、海外の顧客も2割ほどいる。

PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU
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