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「ゼニス」がホラン千秋を「ドリームハーズ」に 自らの目標を追いかける人を応援

 時計ブランドの「ゼニス(ZENITH)」は、「グローバル フレンド オブ ブランド」および「ドリームハーズ(DREAMHERS)」にタレントやキャスターとして活躍するホラン千秋さんを指名した。「ドリームハーズ」とは、輝く女性にスポットライトをあてたプロジェクトだ。自立した女性たちがそれぞれの経験を共有し、ほかの人たちにも夢をかなえてもらうよう刺激を与えるプラットフォームとして、今年で3年目を迎える。10月にはシンガポールで「ミート ザ ドリームハーズ(MEET THE DREAMHERS)」イベントを開催し、各国のプレスやジャーナリストに向けて、最新の「ドリームハーズ」のメンバーを紹介した。

 そして11月には、東京で「ゼニス」のジュリアン・トルナーレ(Julien Tornare)CEOとホランさんを招いたトークセッションを披露。最近のジェンダー平等や女性のエンパワーメントに向けた取り組み、さらには、長らく発信し続ける「Time to Reach Your Star. 最も高い、あなたの星をつかむために」というブランド哲学の意味や意義について語った。

“成功までの道のり”に共感し
「ドリームハーズ」へ

 トークセッションでは、村上要「WWDJAPAN」編集長がモデレーターを務めた。トルナーレCEOに、ホランさんを「ドリームハーズ」に選んだ理由を問うと、「シンガポールに集まってもらったのは、夢を実現された女性たち。すでに成功し、有名な方たちではあるが、何より素晴らしいのは、成功するまでの道のりにある。成功は素晴らしいものだが、そればかりだと静止画のようなもの。だから、ホランさんを選んだ理由は明らかだった。すでに日本を代表するパーソナリティになられているが、これまでの道のりに感銘を受けた。私たち『ゼニス』は、これまで歩んできた道のりと、これから続くであろう旅路に大きな関心を抱いている。彼女からは、男性も大きなインスピレーションを感じられるだろう」と答えた。

 ホランさんは「『ドリームハーズ』の活動は以前から知っていたので、選んでいただき光栄だった。大人になると結果を求められることが多くて、結果が出ないと努力が足りないと言われることもあるけど、人生を振り返るといかにしてそこに辿り着いたのかという方がエモーショナルだし、自分にとっては大切なプロセス。そういう部分を評価されたのがうれしい」と語った。

誰もが星をつかめるような状況に
その役割を担いたい

 トルナーレCEOは、人々の「Time to Reach Your Star.」のための取り組みについても言及した。「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントは、ブランドのコミットメントおよびアクションを推進する『ゼニス HORIZ-ON』の中核を成している。この『ゼニス HORIZ-ON』の柱は、ウェルビーイング、サステナビリティ、インクルージョン&ダイバーシティの3つ。それらが最初の一歩だ。今後も女性をサポートする取り組みを行っていき、米国や中東へも広げていきたい」。

 さらにホランさんが、「日本は比較的に、星をつかむために努力すれば前へ進むことができる国だと思う。だけど国や地域によっては星を目指すことすらできない状況にある人もいる。老若男女が星をつかみたいと思ったら、それをつかみにいけるような状況を作るべき。ニュースキャスターとしてもいろんな意見を吸い上げて、その役割を担えたらいいなと思う」と続けた。

 最後は、「『WWDJAPAN』も『ゼニス』に共鳴し、女性のみならず、一人ひとりが自分ならではの高みを目指し、星をつかむことができる世の中づくりに『WWDJAPAN』らしく貢献したいと思う」と、村上編集長が締め括った。

シンガポールで開催した
「MEET THE DREAMHERS」

 「ドリームハーズ」は今回、エクストリーム・電動ラリーレーサーのキャシー・ムニングス(Catie Munnings)さん、26歳のバイオリニストのエスター・アブラミ(Esther Abrami)さん、トランスジェンダーをカミングアウトしたモデルのローラ・ロドリゲス(Lola Rodriguez)さん、シンガポールの女優、シェイラ・シム(Sheila Sim)さん、台湾の起業家、メロディ・シュー(Melody Hsu)さん、そしてホラン千秋さんを、自らの目標を追いかけ、それぞれ独自の道を歩んできた女性たちに選んだ。

 10月にシンガポールで開催した「MEET THE DREAMHERS」では、最新の「ドリームハーズ」のメンバーを紹介し、女性のエンパワーメントを讃えるとともに、米国政府以外で乳がん研究に対する最大の資金提供団体である、スーザン G. コーメン®乳がん財団とのパートナーシップも発表した。10月に発売したクロノグラフコレクション、“クロノマスター オリジナル ピンク”は、世界各国で乳がん撲滅のシンボルとなっているピンク色に敬意を表したもの。「ゼニス」は、このモデルの売り上げの20%をスーザン G. コーメン®乳がん財団に寄付する。

PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
「ゼニス」
03-3575-5861