ファッション

広がる漁網リサイクル 「ニュートラルワークス.」のリーダーが北海道の漁港で得た感覚とは【海の危機、私たちはどう動く?】

有料会員限定記事

 「WWDJAPAN」7月25日号の表紙で「WWD」のロゴ近くに写る白いセーターは、ゴールドウインの「ニュートラルワークス.」のフィッシャーマンズセーターだ。廃棄漁網のリサイクル糸で漁師のための伝統的なセーターを作るとはしゃれが効いている。開発背景について、大坪岳人ゴールドウイン ニュートラルワークス事業部長に話を聞いた。

 「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」は、“スポーツライフスタイルで24時間を過ごしたい人たちの、 ココロとカラダをニュートラルに整える”というコンセプト掲げルブランドだ。そしてリサイクル可能な繊維、成長が早い植物を原料とした繊維など環境への負荷をできる限り抑えた素材を「グリーンマテリアル」と呼び、積極的に採用している。漁網リサイクルもその一環だ。

 「グリーンマテリアル」の現状を大坪事業部長は次のように解説する。「ナイロン以外の素材に関しては、リサイクルポリエステルや、オーガニックコットン、天然木材を原料にした『テンセル モダール』などバリエーションがそろってきており、環境に配慮した素材への置き換えに困るというよりも、それを使って“自分たちが思い描けるものが作れるか”がポイントになっているが、ナイロンについてはその一歩手前の段階」。リサイクルポリエステルで似たような風合いは出せても置き換えには至っていないという。

この続きを読むには…
残り1211⽂字, 画像5枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。