ファッション

アートとファッションを自然体で飛び越える「リュウノスケオカザキ」 「業界の垣根は重要ではない」

 ルミネと「WWDJAPAN」が「MOVE ON」プロジェクトの一環として3月2日に行ったイベント「Next Generations Forum 2022」には、 “ファッション&ビューティ業界の次代を担う存在”として、「WWDJAPAN」が2月14日号でネクストリーダーに選出していた「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」の岡﨑龍之祐デザイナーも登壇した。アートとファッションの枠を超えて独自のクリエーションを追求する岡﨑は、若手デザイナーの世界的な登竜門「LVMHプライズ」でも8組のファイナリストに選出されている。当日、岡﨑がビデオメッセージで語った内容のダイジェストを紹介する。セッションの続きは、このページから登録すれば4月24日まで無料で視聴ができる。

WWD:ファッションとアートをどう学んできたのか。

岡﨑龍之祐(以下、岡﨑):東京藝術大学のデザイン科だったので、デザインを学びながらアートに触れる機会も多い環境だった。服作りは独学だが、表現という意味ではアートもファッションも似たようなもの。両方をいろいろな角度から見て、作り続けてきた。

WWD:なぜファッションに引かれるのか?

岡﨑:ファッションの自由さ、不思議さ、人が着ることで自分を表現するのが面白いと思ったから。自分自身ではアートとファッションの垣根を超えて表現しようという意識はなく、自然体でモノを作っているだけ。アートとファッションは業界や市場は異なるけれど、いち表現者として重要なことではない。

WWD:日常で着られるアイテムは構想しているか。

岡﨑:いつかは作ってみたいが、今は自分の思いが高純度で乗ったピースを作り続けたいと考えている。

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