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ペットボトルがカラフルなストラップに 「テバ」が目指す豊かな自然との共生

 米国発のフットウエアブランド「テバ(TEVA)」は、「モダンアウトドアにおいて、人々が冒険者になるためのガイドになること」をミッションに掲げ、安全性と機能性を併せ持つスポーツサンダルを提供する。ブランドの成長と、社会や環境への配慮を両立させながら、未来の世代がアウトドアを楽しめるよう積極的に活動している。ここでは、同ブランドが実践している3つの取り組みを紹介する。

累計4000万本の
ペットボトルをリサイクル

 環境負荷の低い素材にこだわる「テバ」は、2020年、サンダルのストラップの素材を、100%リサイクルプラスチックから作られた米ユニファイ社の機能繊維“リプリーブ”に切り替えた。“Less Plastic, More Freedom”をスローガンに掲げ、20年末までに累計4000万本のペットボトルが「テバ」のサンダルへと生まれ変わっている。21年からはリサイクルEVAのソールの使用も開始した。レザーは、レザー・ワーキング・グループ(LWG)に認定された、水の使用量や廃棄物の管理、労働環境などの厳しい審査を通過した皮革製造工場から調達したもののみを使用している。さらに、循環型経済推進の一環として、ゴミの削減に向けて先進的な取り組みを進める米テラサイクル社と連携。業界で初めて使用済みサンダルの回収プログラムを4月からアメリカでスタートした。将来的には、日本を含むグローバルでも実施予定だ。

パッケージのLCAを実施して
環境負荷を見える化

 パッケージを見直すことで、環境保全も推進している。パッケージを可能な限り簡素化し、再利用可能な資源の切り替え、工場での水の使用量や生産工程で発生する廃棄物の削減を目指す。実際に、使用する紙をFSC(森林管理協議会)の認証を得たものに切り替えることで、2018年から20年初頭までに26万本の樹木の保護に成功した。また、パッケージの環境負荷の把握と低減を図るため、原料の調達から加工、製造、流通、製品使用、メンテナンス、廃棄やリサイクルに至るまでの全過程における環境負荷を算出するライフサイクル・アセスメント(LCA)も実施。2020年時点で、二酸化炭素の排出量を約6577トン、水の使用量を約13億2000万リットル、パッケージの使用量を約1871トンそれぞれ削減したと公表している。

新登場のアパレルラインは
リサイクル素材や
余剰ストラップを使用

 昨今の自然との共生やつながりといった世の中のニーズの高まりから、新たにアパレルラインを公式サイトと一部店舗で5月から販売する。アノラックジャケットやTシャツ、パンツなどのウエアから、キャップやバックパック、ウエストバックなどの小物まで、全15型を販売予定だ。アイテムには自然界からインスパイアされたカラーやプリントを取り入れている。全てユニセックス。リサイクルナイロンやリサイクルポリエステル、オーガニックコットンなどを積極的に使用し、サンダルの余剰ストラップをアクセントとして使うなど、環境に配慮したモノづくりを行っている。

 アパレルラインに加え、新作サンダルも大自然への思いをデザインで表現。“ハリケーンバージ”はストラップを甲の部分でクロスさせてホールド力を高め、あらゆるアクティビティーに対応する快適性を実現させた。“ハリケーン XLT 2”の新色は、燃える夕日が着想源だ。両型とも素材には“リプリーブ”を採用している。

TOPIC
テーマは“好きを、チカラに”
著名人が夢中になる瞬間を紹介

 今シーズンのテーマ“In Your Element”と連動したキャンペーンも実施。第1・2弾では、俳優の野村周平と歌手のエイウィッチが登場し、自分らしい生き方や自然に対する考え方をはじめ、自分が夢中になれる瞬間(エレメンツ)について、公式サイト内の動画で語っている。4月22日からは第3弾として、古着屋「デプト」のオーナーeriが、気候危機への関心を高めるための自身の環境活動について語る動画を公開中だ。

問い合わせ先
デッカーズジャパン
0120-710-844