ビューティ

美容師が選ぶ「イノアカラー」が進化 さらに広がるトレンドカラー の表現力

 「イノアカラー」は、多くの人気美容師がSNSで仕上がりを投稿している話題のヘアカラーだ。オイル配合率約60%という独自のテクノロジーを採用した“オイルグロスカラー”で、艶感と奥深い透明感で高い支持を得ている。業界を代表する50サロンに「実際に使って最も良かった製品」を聞いた「WWDビューティ ヘアサロン版ベストコスメアワード2020」ではヘアカラー部門の第2位を受賞。10月には新色の「クリア」が登場し、さらに色表現の可能性が広がった。ここでは、トレンドセッターサロン「シャチュー(SHACHU)」のみやちのりよし最高経営責任者(CEO)が手掛けた、今秋のトレンドカラー“グレープグレージュ”と“マロンアッシュ”のルックを紹介する。

艶はもちろん、
色みがパキッと出て
黄色みもきれいに消せる

 “グレープグレージュ”は、「バイオレット」を使うことで最近多い寒色のハイトーンよりも暖色がかり、マイルドなハイトーンが求められる最近の傾向にマッチしている。“マロンアッシュ”は、カーキっぽいくすみ過ぎないマロンで、くすんだグレージュからさらなる進化が要求されはじめている今秋、ニーズに沿った提案となっている。また、新型コロナによりサロンに行けない期間を経験したお客さまは、色持ちのよさや褪色の仕方を気にする傾向にある。その点「イノアカラー」は色みを強く入れれば入れるほど持ちがよくなり、特に「バイオレット」のラインアップは黄色みやオレンジみが出ない落ち方をするので提案しやすい。

 「イノアカラー」といえばまず“艶”や“透明感”といった印象があるが、持ちのよさや発色の鮮やかさ、伸びやすいことによるカラーリング作業のしやすさ、そして最近ではカラーバリエーションの豊富さも大きな強み。10月に新色の「クリア」が登場し、髪の傷みを配慮しつつ明度のニュアンス変化がつけやすくなり、トレンドを発信する美容師にとってこれまで以上に色表現の可能性が広がった。

エッジーなハイトーンで魅せる
「グレープグレージュ」

くすみ過ぎない進化系アッシュ
「マロンアッシュ」

 「イノアカラー」には“オイルがもたらす艶感”“奥深い透明感”というキャッチーな特徴があるだけに、そうした特徴に関する話題が先行し、これまでカラーバリエーションに関しては多く語られてこなかった。しかし、今年3月に14色のハイリフトが、そして10月には「クリア」が登場し、ラインアップは全45色に進化。トレンドカラーの提案においても、ニュアンスに変化をつけてオリジナリティーを出すことが容易となり、美容師のインスタグラムには色表現の幅や仕上がりの発色を楽しむ投稿が増えている。アッシュ系の色みにおいてシャンプーを重ねても黄み・赤みを抑制でき、滑らかな手触り、長持ちする艶感へと導く先進のオイル・デリバリー・システムなどに加え、カラーバリエーションの充実という特徴が追加された。今の日本人がヘアカラーに求める要素が搭載される形となり、艶感が強く求められる秋冬に向けてさらなる躍進に注目が集まる。

MAKE-UP:(GRAPE GREIGE)MOMO
(MARRON ASH)FUKA(SHACHU)
STYLING:MARIE HIGUCHI(TRON)
PHOTOS:SOICHI ISHIDA
GRAPE GREIGE:ドレス 5万2000円/ウジョー(エム 03-3498-6633) ネックレス 14万4000円/オール ブルース(エドストローム オフィス 03-6427-5901)MARRON ASH:ジャケット 6万9000円 ブラウス 3万2000円/ ともにウジョー(エム)

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ロレアル プロフェッショナル
03-6911-8321