ファッション

「エミリオ・プッチ」と「ロベルト カヴァリ」の、世代交代という選択

 「ロベルト カヴァリ」の新クリエイティブ・ディレクターに、ピーター・デュンダス前「エミリオ・プッチ」クリエイティブ・ディレクターが就任した。彼の「エミリオ・プッチ」でのポストには4月、「エムエスジーエム」のデザイナー、マッシモ・ジョルジェッティが就いている。なお、ジョルジェッティは引き続き自身のブランド「エムエスジーエム」のトップとして「エミリオ・プッチ」が拠点を構えるフィレンツェと「エムエスジーエム」が本社を持つミラノを行き来する。新クリエイティブ・ディレクターによって生まれ変わった「エミリオ・プッチ」と「ロベルト カヴァリ」は、9月のミラノ・ファッション・ウイークで初のコレクションを披露する。

 「エミリオ・プッチ」が新たなクリエイティブ・ディレクターにジョルジェッティ(38)を抜擢したのは、「エミリオ・プッチ」をより若い顧客層に訴求する、モダンなブランドへと刷新するためだ。昨年9 月、「エムエスジーエム」のショーにLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの幹部たちが訪れた頃からジョルジェッティの抜擢は噂されていた。コンテンポラリー・ウエアのデザインに徹してきたジョルジェッティが、ラグジュアリー・ブランドを手掛けるのは今回が初めてだが、ピエール=イヴ・ルセルLVMHファッション グループ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「自身のブランドを持つ彼だからこそ、何をすべきか一番分かっているはずだ」と話す。ジョルジェッティ本人はまだコメントを発表していないが、彼が描く“未来のエミリオ・プッチ”のイメージを示す1枚のビジュアルを公開した。ここにあえてメンズモデルを登場させ、今後メンズラインを発表する可能性も示唆している。

 LVMHは2002年にエミリオ・プッチを買収しており、以後、クリエイティブ・ディレクターの座はクリスチャン・ラクロワやマシュー・ウィリアムソンら数々のデザイナーの手に渡った。現在「エミリオ・プッチ」は世界に約50店舗の他、百貨店のショップ・イン・ショップを持つ。同社はセカンドラインを持っておらず、ライセンス契約も、マルコリンとアイウエアで提携しているだけだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。