
岩手県大槌町を拠点に活動する「サシコギャルズ(SASHIKO GALS)」が、手芸ブランド「イトノワ(ITONOWA)」と共同開発したオリジナル刺し子キットを発売する。10月15日〜11月30日まで、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」で、刺し子を楽しむオンラインコミュニティー「サシコクラブ」の立ち上げに向けた支援を募る。現在受注を休止しているスニーカーやぬいぐるみのカスタム制作も、数量限定で受け付ける。

「サシコギャルズ」は、ファッションブランド「クオン(KUON)」などを展開するムーンショットが手掛けるプロジェクト。伝統的な刺し子の技術を用いて、スニーカーや衣服などに新たな価値を与えるものづくりに取り組んできた。これまでに「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」などのブランドとも協業している。
今回のキットは、より多くの人に刺し子の魅力を伝えることを目的に開発したもの。伝統文様の麻の葉柄をプリントした布に、一部あえて図案を描かない余白を設けることで、初心者でも基本の刺し方を学びながら、自由なアレンジを楽しめる仕様とした。カラーはネイビーとピンクの2色で、約45×45cmの布、刺し子針、刺し子糸がセットになっている。価格は5500円で、「ボマージュ(vo mar jeu)」のオンラインストア内で一般販売する。発売日は後日発表予定。
クラウドファンディングでは、初期目標金額を300万円に設定。集まった資金は、オンラインコミュニティー「サシコクラブ」の運営や、説明動画・教材の制作、オンラインセッションの開催などに充てる。同コミュニティーでは、参加者同士が制作過程や作品を共有できるほか、「サシコギャルズ」による動画やオンラインセッションを通じて刺し子の技術を学べる場を目指す。
支援者向けのリターンには、刺し子キット(8000円)やオンラインワークショップ(1万5000円)、対面ワークショップ(2万円)などを用意。さらに、現在受注を休止しているぬいぐるみのカスタム制作(25万円)やスニーカーのカスタム制作(55万円)も数量限定で受け付ける。企業向けワークショップ(200万円)やブランドとのコラボレーション権(500万円)も設け、個人から企業まで幅広い参加を呼びかける。
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目標金額を超えた支援金については、必要経費を差し引いた上で、日本文化の可能性を広げる一般社団法人クラフトハブ(Craft Hub)の活動に活用する。刺し子の担い手育成に加え、地域文化や伝統技術を新たな仕事につなげる取り組みを推進していく。