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ウォーターレスビューティ (WATER LESS BEAUTY)

ウォーターレスビューティとは

 水資源を保護するために、余計な水を使用しない化粧品のこと。最近は固形のシャンプーバーなど、処方の中の水の量を減らした製品が目立つ。ドライシャンプーは処方だけではなく、洗い流す必要がなく使用の際にも水を使わない。製造工程において水の使用量を減らすブランドもあり、各社独自に工夫している。

ウォーターレスビューティにまつわる動向

 ウオーターレスビューティの具体的なアクションは大きく3つある。 ①製品自体の処方の水分量を減らす②製造の過程で使用する水の量を減らす③消費者が製品を使用する際に必要な水の量を減らす。1.は製品を粉や固形にすることが多く、パッケージも簡易なもので良かったり、重量も減り輸送にかかる燃料を抑えたりすることができる。②は排水として流れるケミカルの量も減らすことができるなどのメリットがある。

 「イヴ・ロシェ」はボディーシャンプーの処方を濃縮した“エコボディーウォッシュ”を販売。100mLで通常のボトルと同等の回数を使えるもので、これにより処方の水だけでなく、プラスチックの削減にもつながっている。「ピンチ オブ カラー」は製造機械を水ではなく油で洗浄することで、節水を心掛けている。「ラッシュ」では固形のアイテムを“ネイキッドアイテム”と呼び、製品を“裸”のまま販売。シャンプーなどこれまで液体が当たり前だったものを固形にすることで水の使用量だけでなく、包装に用いる資源を削減している。

ニュージーランド発「エティーク」のシャンプバーは350mLボトル約3本分に相当する回数が使用でき、減プラにも貢献している

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