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生分解性 (BIODEGRADABLE)

生分解性とは

 土中や水中の微生物の働きによって最終的に分子レベルまで分解し、最終的には無機物(水と二酸化炭素)となり自然界へ循環してゆく性質のこと。従来の合成樹脂は生分解性がなかったが環境問題の高まりから生分解性のあるブラスチックなどの開発が進んでいる。

生分解性にまつわる動向

 近年、製品開発における生分解性プラスチックの活用が増えている。特にプラスチック容器を多用する化粧品業界では新しい取り組みが多く「シセイドウ」は2020年11月に世界で初めて生分解性ポリマーPHBHを容器に採用したリップパレットを発売。ポーラ・オルビスグループは杜仲茶の木から抽出・精製した100%植物由来のバイオポリマーを容器と化粧品原料に活用するべく開発を進めている。メガネなどでも活用が広がっておりジンズ傘下のサングラスブランド「ジンズ アンド サン」は21年5月、フレームに植物を主原料とした⽣分解性の⾼い素材を用いた商品を発売した。アパレルにおいては旭化成の「ベルベルグ」などセルロース系繊維もここに含まれる。

「シセイドウ」が発売した“アクアジェルリップパレット”。生分解性ポリマーPHZBHを初めて容器に採用したと話題に

生分解性の参考記事