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ファストリが国連女性機関とパートナーシップ アジアの縫製工場で女性管理職を育成

 ファーストリテイリング(以下、FR)と国連女性機関は、アパレル産業における女性の地位向上に向けたグローバルパートナーシップを締結した。同機関とのグローバルパートナーシップはアジアのアパレル企業として初。FRは今後2年間で160万ドル(約1億7100万円)を拠出し、同社の主要生産拠点であるアジアの取引先縫製工場で働く女性に、キャリア形成を支援する独自のプログラムを開発、提供する。

 国連女性機関は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメント推進に特化した機関。今回のパートナーシップによる共同プロジェクトでは、女性管理職の育成、新たなスキル習得機会の提供、ジェンダー意識の改革の3領域で縫製産業の女性のキャリア形成に向けた支援プログラムを行う。初年度はバングラデシュ、中国、ベトナムの工場を対象に、地域ごとの課題を特定する調査・評価を行う。結果に基づいて次年度以降に、3カ国200の主要取引先工場から管理職候補として推薦された女性にプログラムを提供する。

 国際労働機関によると、「アジアを中心とした縫製産業では、労働者の8割が女性」という。ただし、「女性が管理職に就くケースは少なく、男女間の賃金格差や職種格差などにより、女性がやりがいを持ち持続的なキャリアを形成することが難しい状況にある。一方で、工場の自動化などが進む中で、変化に対応できる新しいスキルを持った人材へのニーズが高まっている」(FR発表資料)という。

 今回のプロジェクトはFRの取引先工場を対象としたものだが、FRグループ内でも女性の一層の活躍とダイバーシティー推進を目指し、国連女性機関と共同で管理職を対象としたトレーニングプログラムを実施するという。また、FRは6月1日付で、女性登用強化のためにこれまで人事部にあった女性活躍推進室を社長直轄に変更している。

 「私たちのビジネスの主要な担い手である女性一人ひとりが、能力を十分に発揮し、生き生きと働けることは、サプライチェーン全体の持続的な成長と、お客さまの期待に応える商品を提供し続ける上で欠かせない。共同プロジェクトを通し、グループ内および私たちのビジネスに携わる全ての女性が、社会で広く活躍できる環境づくりに取り組んでいく」とFRの柳井正会長兼社長はコメントしている。

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