
2027年1月12〜15日にイタリア・フィレンツェで開かれる第111回「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」のゲストデザイナーに、英国のラグジュアリー・メンズウエアブランド「ダンヒル(DUNHILL)」が決まった。主催するピッティ・イマージネ(PITTI IMMAGINE)が発表した。「ダンヒル」は会期中の14日夜、フィレンツェで特別なサロン形式のショーを開く。
サイモン「英国とフィレンツェには時代を超えて続くラブストーリーがある」
「ダンヒル」は2023年から、サイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)がクリエイティブ・ディレクターを務める。サイモンは今回の参加について、「われわれが掲げる“カッティングエッジ・クラシシズム(先鋭的なクラシシズム)”をフィレンツェに披露できることは、非常に意義深い」とコメント。同氏はまた、「ダンヒル」のオリジンである英国とフィレンツェの結び付きについて、次のように語った。
「フィレンツェは、英国人の想像力の中で古くから特別な位置を占めてきた街だ。その歴史は、若い英国の芸術家や貴族がイタリアを旅したグランドツアーの時代にまでさかのぼる。学びとインスピレーションを求めて始まった英国とフィレンツェの数世紀にわたる関係は、芸術表現や古典芸術への共通の敬意によって育まれてきた。それは、アルフレッド・ダンヒルが築き上げた世界観とも深く共鳴する感性だ。英国とフィレンツェの交流には、時代を超えて続くひとつのラブストーリーがある。英国スタイルが持つ抑制と厳格さ、そしてフィレンツェの芸術性とエレガンス。その対比が、両者の関係を特別なものにしている」。ピッティ・ウオモについては、「メンズウエアの世界において唯一無二の存在であり、この場所でコレクションを発表する機会を得られたことを大変光栄に思う」と述べた。
「エチケットを熟知し、スタイリッシュに破る自由」
ピッティ・イマージネのフランチェスカ・タッコーニ=スペシャルイベント・マネージャーは、サイモンについて「自身の個性を反映しながらも、『ダンヒル』の精神を深く理解したビジョンのもと、洗練とカジュアルなエレガンスの間にある緊張感を探求し、現代のジェントルマンのワードローブを再構築している」と評する。「英国のテーラリングを巧みに再解釈する彼のアプローチは、メゾンが受け継いできたヘリテージ、伝統的な英国紳士服ならではの表現、卓越した素材、そして英国とイタリアのクラフツマンシップに根ざしている。エチケットのルールを熟知し、その規範を尊重しながらも、スタイリッシュにそれを破る自由を持つこと。それこそが、英国ならではの姿勢といえる」。
「ダンヒル」は1893年にロンドンで創業。新しい時代の自動車愛好家に向けた自動車関連用品「モートリティーズ(MOTORITIES)」から出発し、メンズウエア、レザーアイテム、ハードラグジュアリーへと領域を広げてきた。