
イタリア北部、アドリア海沿いにあるサン・マウロ・パスコリ。のどかな海辺の町だが、実は世界に名だたるシューズブランドを支える靴作りの一大産地でもある。そんな町に、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のファクトリーがある。ミラノでの新作発表を終えたばかりのジャンヴィト・ロッシ(Gianvito Rossi)本人が、疲れなどどこ吹く風の優しい笑顔でお出迎え。本人の穏やかな雰囲気とは裏腹に、1mmの妥協を許さない情熱のシューズ作りの裏側を見せてくれた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年10月12日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
思わず仕事を忘れるチルな街
訪れたのは月曜日。にもかかわらず、海岸沿いでは海を眺めながらのんびり過ごす人たちの姿。レストランのテラス席は夜11時を過ぎても陽気な歌声と乾杯の音。「平日ですよね……?」なんて愚問。人生を全力で楽しむパッションこそが、ヴィヴァ・イタリア!
1. セルジオ時代のDNAが息づくオフィス

「工場」と聞いて無骨な建物を想像していたら、玄関はまるでモダンアートの美術館。実はここ、ジャンヴィト氏の父セルジオ・ロッシ(Sergio Rossi)氏も通ったオフィスだという。フロアに飾られた巨匠のポートレートが、今も静かに現場を見守っている。
2. 全ては神の一筋から!
なんと取材陣のために、その場で実際にスケッチを描いて見せてくれたジャンヴィト氏。迷いなく紙の上を滑るペンから、一瞬で優美なアーチが現れる。すべての名品は、彼の頭の中にある「女性を最も美しく見せる黄金比」から生み出されるのだ。
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