
フェラーリジャパンは、9月26日〜10月4日の9日間、六本木・東京ミッドタウンで「フェラーリ(FERRARI)」の世界観を体験できるイベント「Ferrari Festival Tokyo 2026」を開催する。
同イベントは、パフォーマンス、デザイン、イノベーション、クラフツマンシップ、モータースポーツのヘリテージなど、ブランドを形作るさまざまな要素を一堂に集めた。車両展示に加え、パーソナライゼーションやホスピタリティーなどを通して、「フェラーリ」の現在から未来までを多角的に体感可能なコンテンツをそろえた。
“エンツォ フェラーリ”から“F80”まで
歴史的名車や現行モデル1
7台を展示
一般公開するガーデンエリアでは、「フェラーリ」の歴史と進化を象徴する全17台の車両が並ぶ。1980年代を象徴するスーパーカー“F40”や、創業者の名を冠した“エンツォ フェラーリ”、最高出力1200馬力を発揮する最新ハイブリッドモデル“F80”などのスペチアーレ(限定モデル)をはじめ、現行モデルの“アマルフィ”“12チリンドリ”とそれぞれのオープンモデル、6速マニュアルトランスミッションを備える“12チリンドリ マヌアーレ”、ブランド初の4ドア4シーター“プロサングエ”を展示。モータースポーツからは、「ル・マン24時間レース」を制したレーシングカー“499P”や、2026年のF1世界選手権に投入した最新マシン“SF-26”もそろえた。ロードカーからレーシングカーまでを横断しながら、「フェラーリ」が培ってきたデザインや技術、モータースポーツの歴史をたどることができる。会場には招待者限定でカフェやホスピタリティースペースも用意し、朝食やコーヒーブレイクを楽しみながらブランドの世界観に触れられる場とした。
一般公開を前に来日したベネデット・ヴィーニャ(Benedetto Vigna)フェラーリS.p.A.CEOは、「日本は私たちにとって非常に重要な市場だ」と強調。その理由の一つに、日本と「フェラーリ」がものづくりに対して共有する価値観を挙げた。また、「日本の顧客は、デザインやクラフトマンシップ、ブランドが持つ美意識への理解が深い。今回のイベントも、そうした日本のファンに感謝を伝える機会でもある」とも語った。
ドナート・ロマニエッロ(Donato Romaniello)フェラーリジャパン社長は、同イベントについて、「これだけ多くのフェラーリを一堂に見られる機会はこれまでになかった」と話す。会場にはスポーツカーやレーシングカー、クラシックカーまで幅広いモデルをそろえ、ブランドの現在地と歴史を同時に見せる構成とした。同時に、ロマニエッロ社長は、「フェラーリは単なるプロダクトではなく、ライフスタイルであり、エモーションを生み出す存在」と強調する。歴代モデルから最新車までを並べることで、フェラーリが歩んできた歴史だけでなく、その先にある未来まで感じてもらうことが狙いだという。
招待者限定の特別なコンテンツ
日本上陸前の“ルーチェ”も披露
一般の来場者が楽しめるコンテンツに加え、招待客限定の特別なプログラムも実施する。
そのうちの目玉の一つが、5月に世界初公開した「フェラーリ」初の4ドアBEV “ルーチェ”だ。日本でのローンチに先駆けて披露する“ルーチェ”は、内燃機関やハイブリッド、フル電動を展開する「フェラーリ」のマルチエネルギー戦略を象徴するモデルだ。同モデルのデザインは、元アップル(Apple)のチーフ・デザイン・オフィサーであるサー・ジョニー・アイブ(Sir Jony Ive)とマーク・ニューソン(Marc Newson)が率いるクリエイティブ集団、ラブフロム(LoveFrom)が同ブランドと共同で手がけたことで知られる。ブランドのDNAを受け継ぎながら、デザインとテクノロジーの両面から、電動化時代における新たな「フェラーリ」のあり方を提示する一台として位置付けられる。
世界初公開後のSNSでは、その大胆なデザインを巡ってさまざまな議論を巻き起こしていた“ルーチェ”。写真や映像だけでは捉えきれないプロポーションやディテールを、実車を通して確かめられる貴重な機会だ。
ロマニエッロフェラーリジャパン社長は、初のEVとなる“ルーチェ”についても、「フェラーリ」に共通する価値はパワートレーンの種類ではなく、「エモーション」にあると説明。世界初公開後のSNSでは、その大胆なデザインを巡ってさまざまな議論を巻き起こしていた同モデルは、日本市場での関心も高く、国内11店舗で実車を紹介した際には、顧客から非常にポジティブな反応が得られたという。
また、車内に響くサウンドについては、電気モーターが実際に発する音を増幅して車内外へ届けるメカニズムを説明。これをエレクトリックギターになぞらえ、「アンプにつながなければほとんど聞こえないが、増幅すれば素晴らしいメロディーになる」と表現した。
「フェラーリ」のパーソナライゼーションの世界
また、同ブランドが誇るパーソナライゼーションの世界を体験できる「Atelier Experience」も実施する。同プログラムでは、「フェラーリ」のスペシャリストとともに、素材やカラー、仕上げなどを選び、車両のあらゆる要素をオーナーの好みに合わせて仕立てる最上位のパーソナライゼーション・プログラム「フェラーリ テーラーメード」を含むプロセスを紹介する。レーシングスピリットを反映した“スクーデリア”、時代を超えたエレガンスを表現する“クラシカ”、大胆で現代的な感性を打ち出す“イネディタ”の3コレクションを基準として、ヘリテージやクラフツマンシップを一台へ落とし込むプロセスを、「フェラーリ」オーナーさながらの気分で体感できる
“アマルフィ”の試乗体験も
加えて、“ローマ”の後継モデルとして25年7月に世界初公開した“アマルフィ”の試乗体験も、招待客限定で実施予定だ。筆者は一足先に試乗し、プロドライバー同乗の上、東京ミッドタウン周辺を約30分走行た。先代“ローマ”と比べると室内はより広く、走行フィールも明確に穏やかな方向へ変わっている。アグレッシブさを持ち合わせていた先代に対し、“アマルフィ”はより街乗りを意識した印象で、路面からの入力もしなやかに受け止める。快適性を一段高めた乗り味を体感できた。
展示車両
“F40”
“F50”
“エンツォ フェラーリ”
“モンツァ SP1”
“プロサングエ”
“デイトナ SP3”
“499P”
“12チリンドリ マヌアーレ”
“12チリンドリ スパイダー”
“F80”
“アマルフィ”
“アマルフィ スパイダー”
“849テスタロッサ”
“849テスタロッサ スパイダー”
“296スペチアーレ”
“296スペチアーレ A”
“ルーチェ”(招待者限定)
“SF-26”
【イベント概要】
◼️「Ferrari Festival Tokyo 2026」
日程:9月26日〜10月4日
場所:東京ミッドタウン
住所:東京都港区赤坂9丁目7−1
料金:無料・事前予約制
※一部プログラムは招待制