ファッション

「コーチ」がスプリングに続き、“コーチ フォーエバー2”を発表 豪華なファミリーが勢ぞろい

 「コーチ(COACH)」はこのほど、“コーチ フォーエバー 2”と銘打って2021フォール・コレクションを発表した。「コミュニティと責任、シーズンミックスのワードローブ」を表現した21年スプリングの“コーチ フォーエバー”に引き続き、コレクションを従来の約半分に厳選。スプリング同様にいつでも、誰でも、どこでも楽しめるタイムレスな商品に色や柄、キャラクターなどの遊び心を盛り込んでアップデートした。コレクションは、ちょっぴりノスタルジックで、“おうち”で見られるからコンフォート、何よりプレイフルな往年のTV番組風の映像で配信。ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)やマイケル・B・ジョーダン(Michael B. Jordan)、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)、水原希子ら、“「コーチ」ファミリー”の出演も注目だ。

恐竜ニットや
フカフカのクロスボディバッグで
ノスタルジック&ポップ

 配信映像後半のデジタル・ルックブックは、シュールな世界観で有名なユルゲン・テラー(Juergen Teller)が監修。ニューヨークとロサンゼルス、コネチカット、バンクーバー、北京、上海、ソウル、そして東京という、8つの異なる場所で撮影した。ユルゲン・テラーはオンラインで世界とつながりながら、動画を監修したという。
 “コーチ フォーエバー 2”は、「コーチ」のアイコンである恐竜モチーフ”Rexy(レキシー)”のニットや、Cのシグネチャーパターンを前面に敷き詰めたスエットに、ボリュームたっぷりのシアリングブルゾンやチェック柄のネルシャツ、壁紙プリントのコットンドレスなどで自由奔放なスタイル。ノスタルジーとポップ、カントリーとグランジ、それにシーズンが入り乱れて、混じりあう、ハイパーミックスのコレクションだ。フカフカした質感のクロスボディバッグや、「コーチ」の60年代のアーカイブにインスピレーションを得た、がま口を二つ重ねたポーチ、厚底ブーツ、それにブローチなど、アクセサリーも充実している。

バラエティ番組をパロディー
ユニークな“コーチTV”をザッピング

 自宅でくつろぐマイケル・B・ジョーダンがリモコンで視聴し始めたのは、“「コーチ」TV”。架空のTVチャンネルは、あの海外ドラマや、MVがひたすら流れる音楽専門チャンネル、ニュース番組、TV通販、バラエティ番組をパロディーしたユーモアな映像を次々放映し、“コーチ フォーエバー 2”を紹介するファッションムービーに切り替わる。
 ユニークな番組に出演するのは、ブロンディの「Call Me」を歌うジェニファー・ロペスや、チアダンスを踊るミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)ら。いずれもカルチャーやコミュニティをテーマにしたYouTubeの“コーチ カンバセーションズ”や、キャンペーンに登場する「コーチ」ファミリーのメンバーだ。

スチュアートは、
「新たな責任は、
1シーズンで終わるようなモノじゃない」

  「コーチ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)はスプリングに引き続き、フォールコレクションも“コーチ フォーエバー”と銘打ったことについて、「前回は、オールシーズン楽しめるスタイルを提案するなどして、地球に生きるコミュニティの一員として、新たな責任を果たそうと思って大転換した。その決意と行動は、1シーズン限りで終わるモノじゃない。続けることが、責任を果たすこと。変わり続けることが、責任を担うこと。『いつ取り組むの?』と聞かれたら、『今だよ』って答え続けたかったから、前回同様のアプローチを心がけたんだ」という。シーズン1と2の違いを尋ねると、「ヘリテージとコンテンポラリーのミックスや、着心地よく、自分らしく楽しめてリアルという柱は変わらないけれど、今シーズンは前回よりカラフル。動物などのモチーフがたくさん登場する。今こそ、ファッションは楽しくなくっちゃ!って思ったんだ」と教えてくれた。
 コレクション同様に楽しい“「コーチ」TV”という発表方法については、「新しい挑戦でありながら、『コーチ』らしく懐かしい感じもするもする。何より『コーチ』のコミュニティ・メンバーと、世界中のファンと一緒に楽しみたかったんだ」という。

21年スプリングから
リサイクル&アップサイクルに
挑戦

 2021年スプリングの“コーチ フォーエバー”コレクションは、リサイクル素材やナチュラルレザーを使ったほか、アーカイブの復刻やアップサイクルにも挑戦して、コミュニティーや環境に対する責任を示した。使用しなかったレザーのスクラップを細く切り裂き編み込んだ“アップサイクル ウーブン”バッグや、ニンジンやウコンの根による染色など全行程ナチュラルなオリジナルレザーを用いた“スウィンガー”バッグ、使用済みのペットボトルを原料とするリサイクルポリエステルを100%使用したトートバッグなどを揃えた。
 昨年、双子の父親になったスチュアートは、「親になったことで、次世代のために、より良い未来を作りたいという気持ちが強くなった」と話す。

問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750