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機能性×デザイン性でファッション市場へ スノーブーツから始まった「ソレル」

 カナダ発フットウエアブランド「ソレル(SOREL)」は、デザイン性を強化して進化を遂げている。スノーブーツや“シロクマのロゴ”で広く知られてきたが、グローバルではヒール付きのシューズなどが幅広い層の女性たちから人気を得ており、日本市場もその後を追っている。好調の要因と日本の戦略について、ナタリー・ヘイズ=バイスプレジデントに聞いた。

ブランドイメージ刷新で
売り上げ伸長

 「ソレル」は、アイコンのウインターブーツ“カリブー”に代表される、抜群の防寒性や滑りにくいソールのグリップ力で、雪の多い地域やアウトドア好きに支持されてきた。一方で、北米では2000年のコロンビアスポーツウェアによる買収をきっかけに、ブランドイメージを刷新。ウエッジソールのブーツやサンダル、スニーカーなどのカテゴリーを拡充し、10年で約2倍の売り上げ伸長を達成した。

 海外での根強い人気は、スノーブーツ由来の機能性とデザイン性の融合に裏付けされている。長く歩いても疲れにくいクッション性や安定感、防水性などの機能もさることながら、デザイン性も損ねることなくスマートに落とし込んでいるシューズに、「ソレル」の真骨頂が見て取れる。20-21年秋冬は、ブランド史上最軽量270gのスニーカー“キネティック”の新色をはじめ、バリエーション豊かなシューズを展開。タウンユースに昇華した魅力的な商品と共に、感度の高いセレクトショップなどへの販路拡大を目指す。

2020-21 F/W COLLECTION
スノーブーツ由来の“快適さ”を
街中でも!

 波打つシャークソールが特徴的な“キネティック”シリーズから今季、新色スニーカーとスエードブーツが登場した。ボリューミーなソールはクッション性に優れ、美脚効果ももたらしてくれる。さらにヒールとソールの高低差を抑えることで安定感をアップさせたプラットフォームシューズや、中綿効果でダウンジャケットのように暖かなスニーカーなどもラインアップ。「ソレル」の快適さを、日常使いでファッショナブルに実感することができる。

INTERVIEW

“「ソレル」は女性たちに、
どんなときも前進する自信を与えられる”

 「ソレル」の機能性は、全ての商品に組み込まれており、アイコニックな“キネティック”や“ジョアン”シリーズの波打つシャークソールに反映されている。さらに“ケイト”のようなスタイリッシュなブーツも履き心地にこだわり、どんな天候も気にすることなく、会議からパーティーまでの一日を快適に過ごすことが可能だ。

「ソレル」はかつて“ウインターブーツ”と“実用性”の代名詞だったが、今ではファッション性と革新によって、消費者に本当に共感してもらえるコレクションを提供できるようになった。市場でも独自のポジションを確立しており、女性たちが日常生活の中で、どんなときも前進する自信を与えられるような商品をラインアップしている。

ブランドの成長を見守ってくれる卸先は、「ソレル」が年間を通して魅力的な商品を提案できるようになったことを受けて、毎シーズン、新作アイテムを店舗やオンラインで紹介してくれるようになった。2021年に発売予定のスニーカーやブーツ、サンダルなどの新作も、すでにバイヤーやメディアから注目を集めている。今後、音楽や映画業界の著名人の着用が増えていくことで、露出が高まり、より多くの場所で商品を見ていただけるようになるだろう。日本市場にもアメリカの成長に追随する大きなチャンスがある。冬だけではないスタイルの提案や、感度の高いセレクトショップなどへの販路拡大で、多くのお客さまへ商品を訴求できると考えている。日本市場でもポテンシャルを感じてもらえると確信している。

TEXT : ANRI MURAKAMI

問い合わせ先
コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803