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花王とライオンがサステナビリティの取り組みでタッグ リサイクル技術開発や仕組み作りで

 花王は10日、フィルム容器のリサイクルに関してライオンと協業することを発表した。両社はプラスチック包装容器資源循環型社会の実現を目指し、リサイクルのための回収の基盤となる仕組みの構築とリサイクル技術の開発において、企業の枠を超えて連携する。

 具体的には「消費者、行政、流通との連携による、分別回収の仕組みの検討」「業界の垣根を超えて共通利用が可能なリサイクル材料・容器の品質設計」「回収・再生したリサイクル材料の活用方法の検討」「消費者の理解・協力を深めるための啓発活動」を行う。まずは自治体と連携してフィルム容器の分別回収と啓発で協業を開始し、将来的には使用済みフィルム容器から再度フィルム容器を作る水平リサイクルの実用化を目指す。

 花王をはじめ日用品メーカーは1990年代から包装容器プラスチック使用量の削減を進めてきた。濃縮化による製品容器のコンパクト化や、詰め替え・付け替え用製品の開発・普及により、プラスチック使用料を大幅に削減。2018年時点で、全製品出荷量の80%が詰め替え・付け替え用製品となっている。しかし詰め替え容器に使われているフィルム素材が複合材料からなるため、リサイクルが困難な状況にあった。今回、ESG(環境・社会・ガバナンス)の課題解決は1社単独の取り組みでは限界があるとの共通認識から提携に至った。今後は水平リサイクルの実用化に向けて、2社間にとどまらず業界内外の企業、流通、行政、自治体を巻き込みながら取り組みを広げていく考えだ。

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