
お気に入りの服を染め直したり、ファッションレンタルを楽しんだり、ベランダでコンポストを育てたり。向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターが日々の暮らしで実践しているのは、無理なく、楽しみながら続けられるサステナブルな選択。ファッションから日用品、植物との暮らしまで、リアルな日常について聞きました。
PROFILE: 向千鶴/「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター

お気に入りの「サカイ」を黒染めで再生

「色褪せや汚れが気になっても捨てられない、お気に入りの服は、京都紋付で真っ黒に染めています。事前に縮みや染まり具合のリスクを丁寧に説明してくれるので、納得した上でお願いできるのも魅力。最近は襟ぐりが色褪せた『サカイ(SACAI)』のワンピースを黒染めしました。今年の夏も活躍してくれて大満足です」。
買わずに楽しむ、服のレンタルをリピート
「昨年お試しで始めた服のレンタルサービス『アナザーアドレス(ANOTHER ADDRESS)』にすっかりハマっています。最初はサイズへの不安や、買わないことへの抵抗感もありましたが、今では毎月2〜3着をレンタル。予定や気分に合わせて選んだ服が翌日には届くのも便利です。着終わったときに『あの時間にぴったりだった』と思える、所有とは違う満足感が続けたくなる理由です」。ベランダで感じる小さな循環と、カメの目線
「毎朝食べるバナナの皮や卵の殻、コーヒーかすは、ベランダの『LFCコンポスト』へ。約3カ月でふかふかのたい肥になり、観葉植物が元気に育つ様子を見ると“循環”を実感します。また、『オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)』のイベントでいただいたサボテンもすくすく成長中。最近はサボテンにすっかりハマり、『ゴールドウイン(GOLDWIN)』と『カクタスストア(CACTUS STORE)』のコラボTシャツを着てお世話しています。夏場の在宅ワーク中、癒やしの存在になっているのがベランダを自由に歩き回るペットのカメ。パソコンに向かっていると、ふと誰かの視線を感じることがあります。窓の外を見ると、引き倒した観葉植物の間からカメがじっとこちらを見ていたり。そんな姿に思わず和みます。残念ながら、もうすぐ冬眠の季節です。観葉植物からこちらを見つめるカメの名前は “テトラ”です」。
在宅勤務の相棒、赤い「コズムチェア」

「長く使うワークチェアは、思い切って一昨年、ハーマンミラーの「コズムチェア」を購入しました。「アーロンチェア」と迷ったけど、このサイズ感に惹かれて選択。それこそ一日中座っていても疲れないから助かってます。LAのイームズハウスの内装に憧れていることもあり、部屋の中の一点の赤、という存在感も好き。多分この先、ずっと使うと思います」。
最近のジュエリーは「トムウッド」一択
「最近愛用しているジュエリーは、ノルウェー発の『トムウッド(TOM WOOD)』。全商品にトレーサブルな100%リサイクルの金、銀を使用しているところにも共感しています。ジュエリーボックスも100%リサイクルアルミニウム製。重ねて収納できるので、アクセサリーだけでなく小物入れとしても重宝しています」。気分が上がる、植物由来の赤いネイル

「気分転換に愛用しているのは、『ロンハーマン(RON HERMAN)』とフランスの『マニキュリスト(MANUCURIST)』のコラボネイル。成分の最大84%が植物由来という点に惹かれ、思わず手が伸びました。お気に入りは、透明感のある赤。マニキュア特有のツンとした匂いがないのもうれしいポイントです」。
見よう見まねで金継ぎ
「お気に入りだったモロッコグラスが欠けてしまい、金継ぎにトライ。結果は。。目も当てられません。しっかり接着しつつ、金の線をきれいに入れるのはめちゃくちゃ難しい!」。サステナブルなアクションをしなやかに日常に取り入れる向ディレクターは、11月14日の「WWDJAPAN REUSE MARKET 2026」のトークセッションにも登壇予定。ぜひ会場でご覧ください。