
ホリデーシーズンが近づくと、誰に何を贈ろうか考える時間も少し特別になる。せっかくなら、ただ“物を買う”のではなく、選ぶ時間まで楽しめる場所へ行きたい。
今回訪れたのは、大阪・南堀江にある「ル ラボ(LE LABO)」の路面店。にぎやかな心斎橋やなんばから少し離れた南堀江の街にあり、扉を開けると外の喧騒がすっと遠のく。「ル ラボ」自身も、ホリデーシーズンの店舗を「静かにひと息つける場所」と表現している。香りを急いで決めるのではなく、ひとつずつ手に取りながら、その人の顔を思い浮かべる。そんなギフト探しが似合う場所だ。
「ル ラボ」 南堀江にはどうやって行くの?
「ル ラボ」 南堀江があるのは、大阪でもインテリアショップやアパレルショップが集まる堀江エリア。オレンジストリートから一本入った路地に位置し、大通りから少し離れているからこそ、店を見つけた瞬間からちょっとした“目的地感”がある。
最寄りは大阪メトロ 四つ橋線の四ツ橋駅。6番出口から徒歩約5分で、心斎橋駅やJR難波駅からも徒歩でアクセスできる。心斎橋エリアからは10〜15分ほど、アメリカ村からも約10分ほどなので、買い物や大阪観光の途中に立ち寄りやすい。
店舗は無骨なコンクリートと大きなガラス面が印象的な、ミニマルな佇まい。中に入るとビンテージのワークベンチやキャビネット、照明などが並び、「ル ラボ」らしいクラフツマンシップを感じる空間が広がる。南堀江店は大阪エリア初の路面店で、フレグランスからキャンドル、ボディーケアまで幅広いラインアップをそろえる。
今回のホリデー注目は「パピリュス 20」 1万2540円
今年のホリデーでまずチェックしたいのが、10月13日に世界一斉発売した新しいクラシック キャンドル“パピリュス 20(PAPYRUS 20)”だ。
テーマになっているのは“記憶”。古代文明ではパピルスの葦を紙へと仕立て、物語や記録を残してきた。一方で香りは、形を持たないまま突然記憶を呼び起こし、また空気の中へ消えていく。“パピリュス 20”は、そんな“残る記憶”と“留めることのできない記憶”という2つのあり方に着想を得ている。
香りの中心にあるのは、古代のパピルスとも深く結びついてきたシプリオール。そこにイランイラン、温かみのあるラブダナム、ムスクのアコードを重ねている。華やかさを前に出すというより、落ち着いた深みがじわじわと広がるような香りで、キャンドルを灯す行為そのものが、部屋の時間を少しゆっくりにしてくれるように感じる。
ル ラボのクラシック キャンドルは、高濃度のフレグランスオイルと独自にブレンドしたワックス、天然繊維の芯を使い、アメリカでひとつずつ手作業で作られる。ラベルには最大23文字まで好きな英数字を入れてパーソナライズすることもできるため、ホリデーギフトとしても特別感が出しやすい。
「ル ラボ」 南堀江で見つけた、おすすめホリデーギフト3選
1. “ホリデー ディスカバリー セット 3×7mL” 1万6830円
香水を贈りたいけれど、相手の“1本”を決めきれない。そんなときに選びやすいのが、“ホリデー ディスカバリー セット 3×7mL”。
セットに入るのは、“アナザー 13”“サンタル 33”“テ ノワール 29”という「ル ラボ」を象徴する3つの香り。それぞれ7mLのミニチュアサイズで、気分やシーンに合わせて使い分けることができる。クラシックなクラフトボックスに収められ、パーソナライゼーションも楽しめる。
いきなりフルボトルを贈るよりも、相手自身がその日の気分で香りを選べる余白がある。香水好きにはもちろん、ル ラボを初めて使う人への入口としても贈りやすいセットだ。
2. “ハンド ポマード トリオ 3×55mL”1万3200円
もう少し日常的に使えるものを探すなら、“ハンド ポマード トリオ 3×55mL”もいい。
バジル、ヒノキ、マンダリンという3種の香りのハンド ポマードをセットにしたホリデー限定品で、なめらかなテクスチャーで手肌に潤いを与える。
フレグランスほど“香りを身につける”感覚が強くなく、仕事中や外出先でも使いやすいのが魅力。3本あるので、その日の気分で使い分けてもいいし、1本ずつシェアするのもあり。性別や年代を問わず選びやすく、“何を贈ればいいか迷う相手”への候補にもなりそうだ。
3.“インセンス” 35本入り 5940円
香水やキャンドルとはまた違う形で香りを贈るなら、“インセンス”も候補に入れたい。
ル ラボのインセンスは、京都で12代続く家族経営の老舗工房で受け継がれてきた伝統技法を用い、職人の手で作られている。1本あたりの燃焼時間は約25分で、35本入り。香りは“サンタル 26”“アンブロキシド 17”“オンソン 9”の3種類を展開する。
火をつけて、立ち上る煙を眺める。香りを“まとう”のではなく、部屋の空気そのものを変える時間まで含めて贈れるのが、インセンスの面白さだ。
“サンタル 26”は穏やかでスモーキー、レザーを思わせる香り。“アンブロキシド 17”はムスクやウッド、モス、ジャスミンを重ねた香りで、“オンソン 9”はフランキンセンスを軸に、アンバー、パチョリ、クローブを組み合わせる。いずれもインセンスホルダー付きで5940円。
「ル ラボ 南堀江」は、ギフトを“選ぶ時間”まで楽しめる
南堀江店の魅力は、商品数の多さだけではない。コンクリートの床や壁、使い込まれた家具や什器が並ぶ店内には、いわゆるラグジュアリーブランドの店舗とは少し違う、ラボのような静かな緊張感がある。その一方で、香りについてスタッフに相談しながら、自分のペースでひとつずつ試せる距離感も心地いい。

そしてギフトなら、最後のラッピングまで楽しみたい。ル ラボでは、バンダナや大小2種類のコットンポーチなどを用意する。使い終えたら捨てるラッピングではなく、その後も日常に残しておけるというのが、いかにもル ラボらしい。
街がにぎやかになるホリデーシーズンだからこそ、少し静かな場所で香りと向き合いながら、「これを誰に贈ろう」と考える時間も悪くない。フレグランスでも、キャンドルでも、ハンドケアでも、インセンスでもいい。南堀江の店を出るころには、“物を選んだ”というより、その人のためのひとつの時間を持ち帰ったような気持ちになる。
「ル ラボ 南堀江」店舗情報
住所:大阪府大阪市西区南堀江1-14-15
営業時間:11:00〜20:00
電話番号:06-6537-7936