ファッション

「サンローラン」のアンソニー・ヴァカレロ退任、就任10周年の2027年春夏が最後に 後任は「まもなく発表」

ケリング(KERING)は10月9日(現地時間)、「サンローラン(SAINT LAURENT)」のアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターの退任を発表した。後任については、まもなく発表するという。

後任の噂に「クロエ」のデザイナー

後任には、現在「クロエ(CHLOE)」のシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)=クリエイティブ・ディレクターの就任が広く予想されている。カマリは2016〜23年までヴァカレロの下で「サンローラン」ウィメンズのプレタポルテ・デザイン・ディレクターを務め、その後「クロエ」に入った。

ケリングのルカ・デメオ(Luca de Meo)最高経営責任者(CEO)は、「この10年間にわたる『サンローラン』への貢献に対し、アンソニーに心から感謝の意を表したい。彼のクリエイティブなビジョンと妥協のない高い基準によって、フランスを代表する偉大なクチュールメゾンの一つである『サンローラン』の揺るぎない影響力をさらに強化することができた。私たちは今、その歴史の新たな章へと踏み出そうとしている」とコメント。

「サンローラン」のセドリック・シャルビ(Cedric Charbit)社長兼CEOも、「アンソニーは『サンローラン』を目覚ましい成長へと導き、クリエイティブ面だけでなく文化的な影響力においても卓越した仕事を成し遂げた。そして、ブランドの魅力とイメージを高め、最も注目されるメゾンの一つへと押し上げた」と評価した。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ブリオーニ(BRIONI)」「マックイーン(McQUEEN)」、複数のジュエリーメゾンなどを擁するケリングは、「グッチ(GUCCI)」を除くブランド別の売上高を公表していないが、「サンローラン」は26年上半期にふたたび成長に転じたと明らかにしている。近年はヴァカレロの指揮の下、メンズにも注力していた。

2027年春夏は就任10周年

ヴァカレロは9月29日、パリで2027年春夏コレクションを発表したばかり。クリエイティブ・ディレクターの就任10周年と、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が生み出した“スモーキング”の60周年を同時に祝う豪華なショーを披露した。

ショーでの彼のメッセージノートには、「このコレクションの構想は長い間温めてきたが、ついに今こそ発表すべき時と感じた。私にとって非常に個人的で、感情がこもったもの。だから今回は多くを語らず、そのあらゆるニュアンスを皆さんに直接感じていただきたい」と残していた。

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