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資生堂プロフェッショナル「サブリミック」から最高級ライン”タイムティック”登場 トップサロンオーナーと毛髪診断士・美香さんに聞く、その真価

資生堂プロフェッショナルの「サブリミック(SUBLIMIC)」から、ブランド初のプレミアムライン“タイムティック”が9月24日に誕生。これまでは髪と頭皮の状態やニーズに合わせたパーソナライズケアを強みとしてきたが、右肩上がりで伸長しているプレミアムヘアケア市場への本格参入に注目が集まる。

プレミアムヘアケア市場はコロナ禍以降のセルフケア需要やインバウンド需要の高まりを追い風に著しい成長を見せており、市場規模は今後も拡大していく見込みだという。ホームケア商品にプロフェッショナルレベルの品質を求める層が増え、消費者の支出額も年々上昇傾向にあるが、「白髪」「うねり・くせ毛」「髪のパサつき」といった“頭皮と髪の悩みTOP3”は依然として根深く、現行のヘアケアでは解決しきれていないのが現状だ。

そうした背景を受け、“タイムティック”は部分的ではなく、頭皮と髪のエイジングサインに同時に、かつ根本的にアプローチできるヘアケアを追求。ストレスや生活習慣の乱れにより体内時計が崩れやすい現代において、頭皮本来のリズムをサポートすることが健康な頭皮と輝く髪を維持する重要な鍵となることに目を向け、全ての生物に備わる24時間の生体リズム「サーカディアンリズム」に着目した。サーカディアンリズムに寄り添うスカルプケアと、新疑似キューティクル成分による毛髪補修を掛け合わせた独自技術「タイムティック コンプレックス」をシリーズ全品に搭載。髪と頭皮のポテンシャルを最大限に引き出し、今、そして未来の美しさまでもかなえていくホリスティックかつ斬新なアプローチで競合他社にはない独自性を発揮している。

「サブリミック」の技術の粋と革新性の象徴とも言える“タイムティック”。さらなる市場拡大の起爆剤となるか、期待がかかる。

“本質”を追い求めた上質ケアがかなうアイテム

エイジングやヘアダメージといった個別の髪悩みに対応する従来品とは一線を画し、頭皮と髪の毛の両方に即効アプローチをかける、高機能かつプレミアムなヘアケアシリーズとして開発した。シャンプー、ヘアマスク、ヘアセラムの3ステップで自己再生能力をサポートし、自己バリア機能を保護。頭皮と髪の理想的な再生サイクルを実現し、維持することで、今、そして未来の美しさまでもかなえていく。

サーカディアンリズムの研究を踏まえ、肌を外的刺激から守る重要な役割が期待されるブドウ果実エキス「クロノシャルディ」、髪のキューティクルの構造を模倣した95%植物由来成分「フィトキューティクル*1」、髪と頭皮のために厳選された「3種の保湿成分」を掛け合わせた技術「タイムティックコンプレックス」を搭載。時間軸に寄り添う先手のケアと集中補修で頭皮と髪の本来の美しさを目覚めさせ輝き続ける力を引き出す。

「タイムティック コンプレックス」は、構成する少数精鋭の優秀な成分の掛け合わせにより、高い保湿力と持続力を実現している点もポイント。資生堂プロフェッショナルの試験結果によると、「タイムティック コンプレックス」を使用した被験者の髪は24時間経過後も潤いが持続していることが確認されている。サーカディアンリズムが乱れていても、頭皮に潤いを与え健やかに保つことが期待される。

プロフェッショナルラインは2種をそろえ、ホームケア3品との組み合わせでよりプレミアムなヘアケア体験を届ける。“プレミアム トリートメント Ⅰ”はシャンプー後に使うことで、後に続くヘアマスクのなじみをサポート。毛髪に柔らかさや滑らかさを与え、しっとりまとまりよく整える。“プレミアム トリートメント Ⅱ”は“プレミアム ヘアマスク”と組み合わせて使用。キューティクルを滑らかに整えトリートメント成分を密封する。さらにヘアマスクの補修効果をサポートしつつ髪を外的ダメージから保護する。仕上げにヘアセラムをなじませ艶を与える4ステップで“タイムティック”の効果を最大化し、揺るぎない自信をもたらす理想的な艶と潤いのある仕上がりに導く。

「現代人に寄り添う新発想のアプローチ。
サロン価値の向上にも期待」

WWD: “タイムティック”シリーズの印象は?

松永英樹 ABBEY代表(以下、松永): プレミアムラインにふさわしい、リッチな泡立ちと洗い上がりのハリ・コシ・艶が魅力。手に取った瞬間から特別感があるので、長く使い続けたくなるのでは。深みのある香りやパッケージの高級感もお客さまに好評だ。

WWD: 注目しているポイントは?

松永: サーカディアンリズムに着目している点。今回のシリーズを使うまでサーカディアンリズムというものを知らなかったが、現代人は不規則な生活やストレスでリズムが乱れやすいため必要性を感じた。現代の人々に毎日のヘアケアで寄り添いながらリズムを調整していくという新しい提案は素晴らしいと思う。

WWD: サロンがプレミアムラインを導入するメリットは?

松永: 忙しいお客さまほど本当に良いものに投資する傾向にある。このラインはクオリティーの高さで非常に満足度が高く、サロン価値向上にもつながると期待している。

WWD: 特に注目しているアイテムは?

松永: “プレミアム ヘアマスク”。使ってすぐ潤いやハリ・コシを実感できる手応えの早さだけでなく、時間が経ってもコンディションをキープできる持続性の高さも秀逸だ。

「感度の高いお客さまの期待を超えて、
プレミアムなヘアケア体験が提供できる」

WWD: サロン専売品の需要が増え、「サブリミック」自体の認知度も上がっている。そのプレミアムラインの導入で、どういった反響が見込めるか?

青木大地 COA 代表取締役社長(以下、青木): COAのお客さまは髪や頭皮ケアに対して長期的な投資を惜しまない人が多い。特に「サブリミック」を使ってきたお客さまからは、「あの『サブリミック』のプレミアムラインなら、多少価格が上がっても使ってみたい」という要望が非常に多く、そういったお客さまの期待を超える品質を感じている。

WWD: インバウンドのお客さまの反応は?

青木: アジア圏のお客さまは髪への意識が高く、頭皮環境を整える重要性を知っている。髪だけでなく頭皮までケアできる“タイムティック”は、そういった人々のニーズにもマッチしているのではと考える。施術後に写真に撮ってSNSで発信される人もいて、その場で実感できる高い効果が購買の動機につながっている。

WWD: 経営的な点ではどのようなメリットを感じているか?

青木: 仕上がりが明確なため売り上げを無理なく増やせる点。ホームケアと連動させて、お客さまの満足度とリピート率を高めていきたい。

「時間軸に寄り添ったケアと
五感を満たすぜいたく感が画期的!」

WWD: “タイムティック”をどう評価するか?

美香: 既存の「サブリミック」は髪や頭皮の悩みに応じたセグメント型だが、今回のシリーズは誰でも使えるプレミアムラインとして開発されている。補修にとどまらず、毎日のケアそのものを格上げする存在にしたいという思いに共感している。

WWD: 注目しているポイントは?

美香: サーカディアンリズムに着目し、ヘアケアに導入した点。スキンケアでは割合見られるが、毛髪分野ではまだまだ発展途上。髪は一度ダメージを受けると自己修復できないため、体内時計に寄り添ったケアは今だけでなく未来の髪を守る上で非常に理にかなっている。夜間と昼間とで異なる髪・頭皮のニーズに対応し、ダメージの予防と補修が両立できるアプローチは画期的だと思う。

WWD: 機能面については?

美香: 摩擦レスで大切に髪を洗い上げるクリーミーな泡立ちや髪がきらめくような仕上がりなど、全体的に上質さを感じる。またパッケージはプロ仕様の機能性と美しさを兼ね備え、リラックス感のある香調も所有欲を満たすラグジュアリー感がある。五感を満たし日々のケアを特別な体験に変えてくれる、サロン専売品自体の価値を一段と引き上げる存在になるのではと期待が膨らむ。

*1 : 加水分解ダイズタンパク、ステアラミドプロピルジメチルアミン、グルコノラクトン
*2 : サロン専用

PHOTO : MORIHIKO OHTA
TEXT : NAOMI SAKAI
問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466