
髪色で個性を発揮することが定着した今、ハイトーンカラーもトレンドからスタンダードとなり、幅広い年齢層にさまざまなバリエーションで楽しまれるようになった。その流れを受け、全国の美容師から熱望されて発売したのが高彩度の“シトリン”と“ガーネット”。いずれも存在感はありつつも、クリア感と艶やかさを感じさせる2色だ。その魅力を最大限に生かしたスタイルを、ヘアカラートレンドをけん引する人気サロンのスタイリスト2人が披露する。
ナプラのプロフェッショナル用ヘアカラー剤「N.(エヌドット)ルフレカラー」は、高発色でなりたいイメージをシンプルにかなえるとして、美容師から絶大な支持を得ている。その「N. ルフレカラー」から1年ぶりに登場した新色は、ふわっと明るさをもたらす、煌めくイエローベージュの“シトリン”と、高彩度でみずみずしく、ヘルシーに楽しめるレッドの“ガーネット”。これまでもベージュ系ブラウン系を中心とする豊富なカラーは広く知られるところだが、この2色が加わることで17色相展開となり、自在に組み合わせてあらゆるニーズに応えられる充実のラインアップとなった。
“シトリン”は、わずかにグリーンを含むイエローで、酸化染料と直接染料からなるコクのある色合いが持ち味。ブリーチの有無を問わず使いやすく、“チェスナット”や“フォグ”などの既存色とブレンドしたアレンジとも相性がいい、“ネオ・万能色”として期待される色だ。“ガーネット”は、オレンジより深く、ピンクより印象的なレッドで、見る人を虜にするかのような鮮やかな赤のパワーを発揮。特徴的な高発色染料を採用しているため、くすみの少ないクリアなレッドを表現する。また、ムラ染まりしやすいダメージ毛・ブリーチ履歴毛など明るい髪にも安定して発色するのも特長。ピンクみを感じるコーラルオレンジ系に褪色するため、色落ちの過程も楽しめる。
2色に共通するのは、ブリーチなしでもハイトーンカラーを楽しめる「N. ルフレカラー」ならではの信頼できる機能性。「いつもとちょっと違う雰囲気にしたい」「新しい色に挑戦したい」、でも「ブリーチはしたくない」「髪の艶感は絶対キープしたい」、そんなわがままなリクエストも十分満足させ、安心して使い続けられる新色だ。
理想のイメージの
イエローベージュが
“シトリン” 1色で完成する
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イエロー部分は“シトリン”1色だが、根元と全体にブラウンを入れることで、髪が動いたときにイエロー部分に自然とニュアンスと奥行きが生まれた。イエローはモデルの顔立ちに よってはフェアリーに(妖精のように)なってしまう場合もあるので、よりエッジを効かせるためにボブの角を残し、顔周りはサイドにレイヤーを入れ、巻いて動きのあるスタイリングに。
イエローとブラウンのコントラストはストレートでもかわいいが、巻くとより映える。もともとイエローベージュ、ゴールドっぽい色を出したくて、これまで自分で混ぜて作っていたが、“シトリン”があれば1色でそれができるので、今までの手間が省けるのは本当にありがたい。もちろんイエローはこれまでにもあった色だが、明るいとどうしても質感が落ち、パサついて見えてしまいがち。そのイエローをこれだけ艶感や軽やかさを出して表現できるのは「N. ルフレカラー」ならでは。
少し前のハイトーントレンドはブロンドやホワイトなどが主流で明るさ重視だったが、今は上質さが欠かせない。“シトリン”のようなブリーチなしでも発色が良く、髪質が美しく見えるハイトーンカラーは今、求められる色だ。(ZENJIRO/「ユルク」スタイリスト)
ペール感のある赤も深い赤も
自在に出せるのが
“ガーネット”の魅力
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13レベルの明るい“ガーネット”と5レベルの暗めの“ガーネット”が4割ずつで、3レベルの“フォグ”が2割のバランス。スタイリング次第で自分でも変化が出せて、次のカラーまでお客さま自身で楽しめると思って、3色入った立体感のあるデザインにした。“ガーネット” はコントロールカラーの“レッド”を入れなくても、単品で赤がきれいに発色するから、誰が使ってもイメージ通りの色が出せる安心感がある。
これまでペール感のある赤を出すのは苦労したが、“クリア”と13レベルの“ガーネット”を混ぜても、薄まるのではなくしっかり色が出ているのが本当に使いやすいし、ブリーチを重ねた白っぽい金髪でもムラ染まりせずに明るい赤が乗るのは、カラー履歴が複雑なお客さまが多い当サロンではすごくうれしい。
ブリーチオンする際には、補色を足さないとオレンジにブレてしまいがちだが、“ガーネット”は単品でもブレにくい。一方、5レベルの低明度でもくすまずしっかり赤が出るので、新しいデザインを提案したくなる。もうちょっと深みを出したいときは“アイリス”や“ペオニー”を混ぜるという選択肢もあるが、長持ちして長期間愛せる色なので、私は“ガーネット”の単品使いが一番好き。(重水桃夏/「ØØn」ディレクター)
コンサバ層にも提案できるイエロー
“ガーネット”は3色・4色ミックスでも
存在感を発揮

新色2色は高彩度でありながら、“シトリン”は3トーン、“ガーネット”は4トーンと明度に幅があるのも特徴。シングルカラーでもさまざまなニーズに対応できる。
「イエローは派手な印象があるためお客さまも限られていたが、“シトリン”はグリーンみが派出さを抑えて上質感が出るので、ベージュの延長として、コンサバ層やナチュラルテイストの方にも提案してほしい色。グレイヘアにハイライトを入れる方が多いが、そのハイライト部分にオンしても使いやすくてかわいいし、新しさも出せる」(ZENJIRO「ユルク」スタイリスト)
「これまではブラックやブラウンと明るい色の2色使いカラーが多かったが、最近は3色・4色、しかも同系色ではなく反対色の色を組み合わせたいというリクエストが増えている。ペールトーンでも流れにくい“ガーネット”はイメージしていた色がちゃんと発色するので、存在感を示せるうえ、カラー提案のバリエーションも増える」(重水桃夏「ØØn」ディレクター)
「N. ルフレカラー」は新色2色の
登場により色相環が一通り完成
「N. ルフレカラー」は、にごりのないクリアな発色で透けるような質感を髪に与え、軽やかな仕上がりをかなえるヘアカラー。あらゆるニーズに応える17色相をラインアップし、どんな明度も色鮮やかかつ洗練された印象に仕上げる。毛髪内部へのスムーズな浸透とクリアな発色をかなえる独自処方が特長で、毛髪表面の光の反射に着目し、高発色を実現。頭皮をいたわる保湿成分、加水分解ローヤルゼリータンパク液を配合し、ヘアカラー剤のアルカリ剤や酸化染料、過酸化水素によって引き起こされるダメージから頭皮を保護し、頭皮が荒れるのを防ぐ。
新色2色の登場により、「N. ルフレカラー」は全78色という充実したラインアップに。特に“シトリン”が加わったことで、(アルカリカラーだけで)色相環が一通り完成したといえる。
STYLING:SHOGO SONE,
TEXT:YOSHIE KAWAHARA
ナプラ
0120-189-720