
カネボウ化粧品は2027年6月5日、「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」の“オードパルファム2027”(7500円※編集部調べ)を数量限定で発売する。予約受け付けは10月27日に開始する。香水需要が高まる7月を前に発売し、早い時期から商品を手に取ってもらう狙いだ。
27年のテーマは「歩みだす幸せ」。香りは、フローラルフルーティを基調とした「ジョイフルフローラルブーケ」で、ピーチやグリーン、アーモンドに、ローズやミモザ、アイリスなどを重ねた。希少価値の高い天然精油ローズアルバや、ローズ精油の代表格とされるローズダマセナを基調に、軽やかさと奥行きのある香りを目指した。年ごとに異なる香りとボトルを展開するシリーズで、27年は「未来に向かって歩み出したくなるような、開放的で軽やかな香り」としている。
商品開発の背景には、香水を使う場面や価格への意識の変化がある。花王が実施した調査(26年3月/20〜69歳の香水ユーザー234人対象)では、百貨店の香水は好みの香りやブランドが評価されるが、香りの強さや価格、使用場面が限られやすいことが課題に挙がった。一方で、ドラッグストアの商品は軽さや価格が支持されるものの、香りの持続性や弱さに物足りなさを感じる声もあったという。
「ミラノコレクション」のユーザーは、気分転換やリラックスに活用しており、朝の身支度から面接や商談などのフォーマルな場面まで、使用シーンが幅広いと分析。これらの調査を踏まえ同商品は、「本格感と日常に取り入れやすい軽さの両立」を提案する。
香りの販促を強化、予約者に特典
27年版のオードパルファムは、単独のプロモーションを強化する。ムエット(試香紙)も活用し、香りを訴求する。12月31日までに予約した購入者には、オリジナルペーパーバッグをつける。
1991年にフェイスアップパウダー1品で誕生した「ミラノコレクション」は、現在、フェースアップパウダー、化粧下地、フレグランスを展開する。ドラッグストアやGMSなど約1万8000店で取り扱うほか、越境ECにも販路を広げている。例年11月にフェイスアップパウダーと化粧下地を発売する際、翌年発売するフレグランスの予約も同時に始める。秋の2アイテムの発売を翌年の香水につなげ、年をまたいで顧客との接点を設ける独自の販売サイクルが、同ブランドの特徴だ。