英「リバティ(LIBERTY)」は、京都で初となる展覧会を東本願寺の飛地境内・渉成園で10月18日まで開催中だ。初開催の国際イベント「Kyōto YouMe Triennale(キョウト ユメ トリエンナーレ)」の主要国際文化スポンサーとして参加するもので、日本市場に向けて生み出されてきたデザインや、同ブランドのアーカイブ、日本の職人との協働による新たなリサーチプロジェクトなどを紹介する。
展覧会は、美術史家のエスター・コーエン(Esther Cohen)とシルヴィア・スパニョール(Silvia Spagnol)が監修。ロンドンや2025年大阪・関西万博で開催した「I Am. We Are. Liberty.」の拡張版を展開する。オリジナル作品やテキスタイルデザイン、アーカイブ資料、プリントが生まれるまでの過程などを通して、「リバティ」のデザイン史をたどる。
渉成園の庭園から室内へ、3章構成で展開
展示は屋外から始まり、庭園内に設置した構造フレームにアーカイブプリントを組み合わせる。続く臨池亭では、空間に合わせて再構成した「I Am. We Are. Liberty.」を展示。最終章となる滴翠軒では、芦沢啓治をはじめとする日本の職人との協働によるクラフト・リサーチ・プロジェクトを紹介する。
今回の展覧会では、1889年の創業者アーサー・ラセンビィ・リバティ(Arthur Lasenby Liberty)の訪日以来続いてきた、日本と同社の交流にも焦点を当てる。メアリー=アン・ダンクリー=リバティ デザイン・ディレクターは、「日本は長きにわたりリバティにとって重要な創造的交流の源であり続けています」とコメント。アーカイブと新たな共同研究を通じ、受け継がれてきたものづくりが現代のデザインにどうつながるかを探るという。
「Kyōto YouMe Triennale」とは

「Kyōto YouMe Triennale」は、アート、デザイン、クラフトを横断し、“つくる(making)”の現代的な価値を探る国際イベント。3年ごとに、アーティストやデザイナー、職人、キュレーター、教育機関、企業などが集い、知識やアイデンティティー、革新の表現としてのモノづくりを考える。
初開催となる今回は、第0回“MANIFESTO Edition”と位置付け、10月9〜18日に東本願寺の渉成園や重信会館など京都各所で開催。日本、英国、イタリア、カタールなどから、アート、デザイン、クラフトを横断する多様な作り手が参加している。
■リバティ展覧会
会期:10月9〜18日
時間:9:30〜17:00(最終受付16:30)
会場:東本願寺 飛地境内・渉成園
住所:京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町