
1996年生まれ、福岡県出身。2009年に、ニコラモデルオーディションでグランプリを受賞し、同誌の専属モデルとしてキャリアをスタートさせる。映画「高校デビュー」(11年)で女優デビューし、さまざまな映画やドラマに出演。20年には、映画「夏、至るころ」で、長年の夢だった映画監督としてもデビューを果たす。21年8月には、「ELAIZA」名義で音楽活動も本格的に開始した。25年には昨年放送した『舟を編む〜私、辞書つくります〜』が6月にNHK総合で再放送、主演を務める映画「リライト」が6月13日公開を控える。
自分らしくいられるという意味での
“似合う”スタイル

「グッチ」のスタイルのイメージって「どれも街によく似合う」ことです。溶け込むっていうこととは違って、自分らしくいられるという意味での“似合う”。今回のスタイリングでは、深いグリーンの“バンブー”は見た目のかわいさはもちろん、より和の要素も感じられるところが好きです。京都のイベントとかをチェックしていたので、前から気になっていたんです。バンブーハンドルが手にしっかり馴染むので、職人が1つ1つ手作りでしていることをダイレクトに感じられる作りでした。
ほんの少しのお香の香りと
一緒の“バンブー”を身につけたい

このセットアップは、一見シンプルだけど着てみるとボディーを程よく立体的に見せてくれるデザインになっていて、体のラインがきれいに出るんです。でも、腕周りやウエストに程よくゆとりがあるので、肩肘張らずにいられるから、普段使いもできるしフォーマルな場所にも着ていける。私は普段からかんざしとか、つげ櫛とかをバッグに合わせているので、自分の小物とも相性が良さそう。ほんの少しだけお香の香りを身にまとってこの“バンブー”で街を歩きたいですね。
ドリーミーさとブランドの持つ
伝統的なフォルムに引かれる

白い洋服を着ると自分のパーソナルが浮き彫りになると思っていて。みんなが白いアイテムを身につけていると、それぞれの違いがはっきりしますよね。服で自己表現をするというより、服が自分を表現してくれる。この白いシャツはビーズのフリンジもオーバー過ぎないサイズ感も、自分の骨格や個性を上手に引き出してくれます。この白い“グッチ ダイアナ”はハンドルの少し青みがかっているところがドリーミーで、ブランドの持つ伝統的なフォルムとの組み合わせに引かれました。
モダンとトラディショナルな
バッグの組み合わせが
純粋に自分の好み
普段からトレンドを取り入れることには積極的なんです。“バレエコア”とか“スポーツコア”“Kファッション”が注目されていたら「とりあえずやってみよう」と。その理由は、コーディネートを考えるよりお店で気に入ったアイテムを買ってしまうから。自分のワードローブを見直して買い物しないので、毎日クローゼットを見ながら「今日はどうしようかな」って考えています。
この仕事をしていると、20代前半や後半ということではなく、21歳、22歳の時というように、自分が意識していなくても見られ方が変わります。ですから、それを逆手に取ったスタイリングをすることがあります。みんなが自分を怖いと思っていたら、極端に甘くしてみたり、逆もそう。ギャップで遊ぶことが多いので、今回のようなモダンな洋服とトラディショナルなバッグの組み合わせが純粋に自分の好みなんです。
PHOTOS:TERUO HORIKOSHI(TRON)
STYLING:YOKO IRIE(SIGNO)
HAIR & MAKEUP:YUI YAMANAKA
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