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パリ発コスメのサブスクが日本上陸から12年 停滞期乗り越えた「マイリトルボックス」の今

「マイリトルボックス(MY LITTLE BOX)」が日本上陸から12年目を迎えた。2025年1月号は早々に完売になった「サボン(SABON)」とのコラボレーションや、昨年の冬の特大号は「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT BEAUTÉ)」とタッグを組むなど、豪華コラボが話題を呼んでいる。

「マイリトルボックス」は、11年にパリで開始したコスメや雑貨を届けるサブスクリプションサービス。定期便価格は月3580円で、毎月“サプライズボックス”を届ける。購読者からは「使ったことがないアイテムに出合えてうれしい」「毎月、誕生日みたいで幸せ」などの声が多く挙がっている。

同サービスは13年の日本上陸から順調に成長していたが、20年以降のコロナ禍における消費行動の移り変わりなどの影響を受けて成長が停滞していた。23年以降はフランス本社との連携を強化し、ブランドを再建。フランス本社でセールスディレクターとして活躍していたアン・バゾージュ(Anne Bazoge)を日本支社長に迎え、ブランディングを強化した。

その結果、サブスク業界で課題となる「解約率」を大幅減少させることに成功し、平均継続月数を約7カ月から9カ月まで伸ばした。また、1カ月に1度ボックスを届けるリズムから、2カ月分を合併させた「特大号」を1年で3回届けるという、新たな挑戦にも挑んだ。日本市場のニーズに合わせた実用的なアイテムをたっぷり詰め合わせることで満足度の向上を図った結果、特大号の満足度は上昇傾向にあるという。

今後は、日本に上陸したばかりのブランドや人気ブランドとのコラボレーションなどを予定している。話題になりそうなボックスが目白押しで、今後も目が離せない。同ブランドは「わたしたちのミッションは、モノやときめきを届けることにとどまらず、ライフステージや変化し続ける環境に身を置く現代人に『いま必要なメッセージ』を届けることだと自負している。『マイリトルボックス』を通じて、小さな喜びを感じてもらえたり、新たなアイデアのインスピレーションに活用してもらえたらうれしい」とコメントしている。

問い合わせ先
マイリトルボックス
https://www.mylittlebox.jp/contact-us