ファッション

リオ五輪のオシャレ金メダルはどこだ 世界中から個性的なユニホームが集結

 いよいよ開幕目前に迫ったリオデジャネイロ五輪。約200近くの参加国から、それぞれの競技を極めた個性豊かな選手たちが参加する。競技の結果ももちろん気になるところだが、ここでは選手たちが着用する予定のユニホームに注目した。最近は国にゆかりのあるファッションデザイナーを起用したファッショナブルなウエアも多く、開幕前からどの国のデザインがオシャレなのかが話題を呼んでいる。有名デザイナーから国民的ブランドまで、世界中のファッション業界が手掛けるユニホームを見比べ、五輪をさらに楽しもう。

スウェーデンは「H&M」

 スウェーデン選手団は、自国が誇るブランド「H&M」が手掛けたウエアを、開会式、閉会式、競技の合間の練習着として着用する。「H&M」のパニラ・ウォールファルト=クリエイティブ・デザイナーは「実際に競技で着用されるウエアをデザインできたことに、とても興奮している。優れたパフォーマンスをサポートする機能性と高いファッション性を両立させ、またその多くの素材がリサイクル・ポリエステルなどのサステイナブル(持続可能な)素材を使用している」とコメントした。

フランスは「ラコステ」

 フランス選手団はワニのマークでおなじみのフレンチブランド「ラコステ(LACOSTE)」がデザインしたウエアを開会式、公式行事、オリンピック村で着用する。「ラコステ」のフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ=クリエイティブ・ディレクターがデザインしたウエアは、ディテールやシンボルであるワニの刺しゅうに、フランスならではのトリコロールカラーを施す。6月にはトリコロールシリーズのウエアやアクセサリーなどを一般販売している。

イタリアは「エンポリオ アルマーニ EA7」

 イタリアは2012年のロンドンに続いて、「エンポリオ アルマーニ EA7(EMPORIO ARMANI EA7)」がフォーマルウエアやスポーツウエア一式を手掛ける。カラーはミッドナイトブルーを基調にし、大胆にフロントに施された“7”のグラフィックがインパクト大。背中にはゴールドで“ITALIA”の文字も入る。また裏地やポロシャツの立襟には、ゴールドのイタリック体でイタリア国歌の冒頭の歌詞を込めるなど、隅から隅まで自国愛に溢れたデザインが特徴だ。

アメリカは「ポロ ラルフローレン」

 アメリカが閉会式で着用するユニホームはロンドン五輪に続いて「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」が担当する。レッド、ホワイト、ブルーのナショナルカラーをベースに、アイテムもボタンダウンシャツやチノショートパンツなど、アメリカを感じさせるものが目立つ。ストライプのコットンブレスレットやレップストライプのベルトなど、グッズにまで抜かりは無い。シャツのVゾーンから除くインナーのボーダーで爽やかさが際立つ。

イギリスはステラ・マッカートニーがデザイン

 イギリス選手団のユニホームは「アディダス(ADIDAS)」が手掛け、前回に大会に続いてステラ・マッカートニーがデザインする。英国紋章を大胆にアレンジしたグラフィックのウエアは、デザインもさることながら今回は平均10%の軽量化を実現したという機能性も特徴だ。ステラ・マッカートニーは、「このプロジェクトに向けて特別に認められた新しい紋章と伝統的なユニオンフラッグの色合いが大胆なテクスチャーとモダンなシルエットと相まってアイデンティティーとアスリート達のチームとしての結束力を高める」とコメントいる。

オーストラリアは「スポーツクラフト」

 オーストラリア選手団が開会式で着用するのは、国内を代表するファッションブランド「スポーツクラフト(SPORTSCRAFT)」が手掛けるユニホーム。チームカラーのグリーンをストライプやパイピングに採用した爽やかなジャケットをメーンに、男性はゴールドのネクタイとホワイトのショーツ、女性はシルクのスカーフにホワイトのスカートを合わせている。ジャケットの裏地には歴代のメダリストの名前が刻まれているというユニークなディテールも。

韓国は「ビーンポール」

 韓国は自国のトラッド系カジュアルブランド「ビーンポール(BEANPOLE)」が、2012年のロンドン五輪に続いて手掛ける。ロンドン五輪の際はアメリカのニュース雑誌「タイム(TIME)」にベストユニホームとして取り上げられるなど、世界的にも高評価を得た。今回の衣装は、韓国の伝統衣装で襟に重ねる白い布“トンジョン”をイメージし、ネイビーのジャケットにパイピングを施したり、白のパンツを採用している。

カナダは「ディースクエアード」がデザイン

 カナダ選手団が開会式で着用する衣装は「ディースクエアード(DSQUARED2)」がデザインし、カナダの老舗百貨店ハドソンベイが製作する。リズ・ロッドベル=ハドソンベイ社長は、「私たちは彼らに強い気持ちと自信に満ち溢れてスタジアムに入場してもらいたいし、『ディースクエアード』のデザインするユニホームはカナダ人のカッコ良さをより一層高めてくれるだろう。それで彼らの士気も高まることに間違いない」と語る。

日本は高島屋が製作

 カナダと同様に、日本選手団も開会式で老舗百貨店の高島屋が製作した赤い衣装を着用する。ただしこちらは公募で採用されたデザインのため、デザイナーは非公表。カナダよりも華やかさでは劣るかもしれないが、“メード・イン・ジャパン”にこだわった品質の高さと機能性がウリ。防汚加工したスラックスや、現地の気温を考慮してシャツに吸汗速乾性、形態安定性に優れた素材を使用するなど、見えない箇所にもこだわっている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。