
東京藝術大学らが主導する社会人向け教育プログラム「有楽町藝大キャンパス 」は、2026年度の講座として「拡張するファッション論」を開講する。申込みは5月7日まで。オンライン受講は2次募集も予定している。授業料は対面、オンラインともに3万円。ファッションを産業や消費の枠にとどめず、アートや社会との関係性から再考する連続講義だ。
同プログラムは、有楽町というビジネスの中心地を舞台に、アートを軸にした新たな視点や思考を社会人に提供する教育プロジェクト。藝大教員や第一線の実務家が講師を務め、実践と批評を横断する学びを特徴とする。
「拡張するファッション論」は2026年秋から2027年初頭にかけて開催予定。美術家の西尾美也と編集者の林央子が、研究者や実務家、アーティストなどの多彩なゲストを迎え、装いを通じた他者との関係性やインクルーシブデザイン、Zine制作など、多角的なテーマを扱う。
同講座は、膨張を続けるファッション産業への批評的視点を持ちながら、人と衣服の関係性を問い直す内容が特徴だ。服を「自己表現」や「コミュニケーションの装置」と捉え直し、編集、教育、アートプロジェクトといった領域を横断する思考を提示する。
会場は有楽町のYAU拠点およびオンライン。プレセッションは無料で開催され、講座本編は選考制での受講となる予定だ。
ファッションを単なる商品としてではなく、「関係性を生む行為」として再定義する本講座。リテールやブランドの現場にいる実務者にとっても、新たな視座を得る機会になりそうだ。