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ビーシーアイ (BCI)

ビーシーアイとは  「持続可能なコットンの生産」を目指す欧州発のNGO団体ベター・コットン・イニシアチブによるプログラム。2005年に世界自然保護基金(WWF)が中心となって、各分野の専門家による会議を開催し、農家のための解決策や環境について議論したことに始まる。ファッション関連からは「アディダス(ADIDAS)」「ギャップ(GAP)」「H&M」などが参加した。09年に現在の組織が設立され、ブラジル、インド、パキスタン、西・中央アフリカのコットン農家を対象に活動がスタート。BCIとそのパートナーは、水の効率的な利用、土壌や自然環境への配慮、有害な化学物質の使用削減、適正労働の原則の適用などに関するトレーニングを農家に提供し、このシステムを導入している農家が「ベター コットン」の販売ライセンスを取得する。BCIによると2021年時点で「ベター コットン」は世界23カ国で栽培されており、世界の綿花生産量の23%を占めている。19-20年のコットンシーズンでは、240万人のライセンスを持つ加盟農家が620万トンの「ベターコットン」を栽培したという。 ビーシーアイにまつわる動向  BCIのメンバーは農家に加えてコットンを使用するアパレルメーカーなども含まれる。2000年時点でのメンバー数は2100超。日本企業ではファーストリテイリングは16年6月、アシックスは19年2月、内野は20年6月に加盟した。

BCIのオフィシャルホームページより

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