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オンワードがデジタル改革加速 外部から招聘した人材がトップの戦略子会社設立

 オンワードホールディングス(HD)は3月1日付で、デジタル改革の加速を目的にした新会社オンワードデジタルラボを設立する。社長は、ベイクルーズグループでEC・ICT事業を率い、昨年9月に同社に転じた村田昭彦オンワードHD常務執行役員が兼任する。資本金は1億円で、従業員数は50人。

 村田氏は前職のベイクルーズでIT開発を内製化したファッションEC事業モデルの確立で成果を上げており、オンワードHDでもデジタルに特化した戦略子会社を設立し、ITのシステムやマーケティングの開発力を強化することで、デジタル改革を推進すると見られる。

 オンワードHDは2017年10月にスタートしたスーツのD2Cブランド「カシヤマ ザ・スマートテーラー(KASHIYAMA THE SMART TAILOR)」を早くも軌道に乗せている。オンワードデジタルラボの設立で、「カシヤマ ザ・スマートテーラー」に続き、婦人服などの他の分野でもデジタル技術とモノづくりの技術力やノウハウを融合した新しいビジネスモデル開発を加速する。

 オンワードHDの保元道宣・社長は、EC売上高の拡大に向けてグループ関連各社の連携強化を強調する。「オンワード樫山のデジタル戦略はだいぶ進んできたが、グループ関連会社の売り上げ規模はまだ小さい。そういう会社もデジタル戦略を進めないといけないが、規模が小さいから個別でのデジタル人材への投資などはなかなか難しい。新しい会社がグループのシェアードサービスを提供し、レベルを共通にしていきたい。特にセキュリティー、顧客データなどの安全管理をしっかりしたレベルにもっていく」。