ファッション

バッグブランド「ゲンテン」がリブランディング

 クイーポ(KUIPO)はオリジナル・レザーバッグブランド「ゲンテン(GENTEN)」のリブランディングを実施した。プロデュースを手掛けたのは、デザイナーの佐藤オオキ率いるデザインオフィスのネンド+カクド(NENDO+CACDO)。新「ゲンテン」として生まれ変ったロゴマークには「ゲンテンがつくるのは、人の原点となるレザー製品。日々暮らす、空間の原点。自在に動く、移動の原点。常に中心にある存在を目指す」という思いを込め、日本を代表するブランドへの新たなスタートを切る。また、刷新に際し、同ブランドはモデルや女優として活動するトリンドル玲奈を起用したスペシャル動画「トリンドル・ミーツ・ゲンテン(TRIENDL MEETS GENTEN)」を公開。トリンドルが仕事観や女優としての原点について語っている。

 新たな「ゲンテン」の“始点”となるのは、トートバッグの“シテン(SHITEN)”だ。“シテン”は、美しい構図を描く、黄金比を用いたデザインが特徴。持つ人を選ばない16種のバリエーションをそろえる。素材にはヌメ革を使用し、丁寧な手作業で細部にまでこだわり作られている。価格は2万9000~7万8000円。5月15~23日に開催する伊勢丹新宿本店本館と三越銀座店でのイベントを皮切りに発売し、6月上旬には公式オンラインショップでの販売を開始する。

 岡田敏・社長は、今回のリブランディングの経緯を「『ゲンテン』を始めて17年が経過し、創業者の構想からは20年が経った。ブランドのフィロソフィーは変わらないが、“進化する『ゲンテン』”を具現化し、永遠に支持されるブランドになるための考え方を整理する必要性を感じた」と説明。「『ゲンテン』に共鳴するとともに、枠にはまらない自由な発想があり、高い理想を一緒に目指せると思えた」ことからネンド+カクドを起用したという。一方、伊藤里果チーフデザイナーは、 “シテン”について、「ヌメの持つヌーディーな質感や軽さ、見た目の柔らかさには“癒し”を感じる。忙しい朝やクタクタになった夜にふと“シテン”を手に持つと、そんな“癒し”を感じられるのではないでしょうか。仕事場でのきれい目カジュアルにもユニセックスな装いにも、そして、休日のピクニックにも、持つ人を選ばずどこにでも持っていきたくなるアイテム」だと話す。