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ケリングが選ぶ日本発スタートアップ企業の頂点が決まる 「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」授賞式ライブ配信

ケリング(KERING)は、日本に事業拠点があるスタートアップ企業を対象にした「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン(KERING GENERATION AWARD X JAPAN)」の第1回授賞式を、東京・虎ノ門の“トウキョウ ノード ホール(TOKYO NODE HALL)”で3月13日に開催する。午後5時半からの授賞式はオンライン配信も行い、事前登録すれば視聴が可能だ。

「ケリング・ジェネレーション・アワード」は2018年に中国でスタートし、現在はサウジアラビアやジュエリー業界にも広がっている。日本では、スタートアップ企業の成長を支援するシーアイシー インスティテュート(CIC Institute)によるサポートを受けて、24年に設立した。同アワードの目的は、ファッションとビューティ分野において、環境と社会にポジティブなインパクトを与えるイノベーションを発掘し育成すること。日本では初開催となる今回は、“代替原材料・素材” “製造工程” “リテール” “消費者エンゲージメント”の4部門で募集し、日本のスタートアップ企業や研究者ら約130の応募が集まった。

書類選考とピッチイベントを経て、24年11月にはファイナリスト11社を選出。審査員は、ケリングのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=会長兼最高経営責任者(CEO)やマリー=クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)兼渉外担当責任者らボードメンバーに加え、渡辺貴生ゴールドウイン社長や山崎智士サティス製薬CEOら9人が務めた。

授賞式では、ファイナリスト11社の中から上位3社を発表する。受賞した3社には、ケリングのメンターシップやネットワーキングに加え、ヨーロッパ研修などの特典を提供する。さらに最優秀企業に選出した1社には、賞金として1000万円を授与する。

授賞式に先駆けて、アワードの審査員を務めるピノー=ケリング会長兼最高経営責任者と、人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を開発するスパイバーの関山和秀社長による対談も実施予定だ。

第1回「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」のファイナリスト11社は以下の通り。

■グループA「代替原材料・素材」「製造工程」
アルガルバイオ(algal bio)
アンフィコ(amphico)
ファイバークレーズ(FiberCraze)
ファーメンステーション(FERMENSTATION)
シンフラックス(Synflux)
マイクロバイオファクトリー(Micro Bio Factory)

■グループB「リテール」「消費者エンゲージメント」
アーカイブストック(ARCHIVESTOCK)
コンベイ(comvey)
スペースワスプ(Spacewasp)
スタンディング オベーション(STANDING OVATION)
モーンガータ(mangata)

問い合わせ先
ケリング ジャパン
keringpr@kering.com