ファッション

福井県がテキスタイルの産地ブランド「羽二重」をスタート

 福井県のテキスタイルメーカーで構成される福井織物工業組合は、プロダクトデザイナーの川崎和男・大阪大学名誉教授と組み、福井の産地テキスタイルブランド「羽二重(HUBTAE)」をスタートする。同組合の荒井由泰・理事長(ケイテー社長)は、「羽二重はもともとテキスタイルの呼称なのに、今ではお餅の方が有名になってしまった。今後は福井で生産するテキスタイルを全て『羽二重』という名前で展開していきたい」という。本来は、経糸(たていと)が二重である絹織物を指す「羽二重」だが、今後は絹織物福井産のテキスタイル全般に適用する。

 また「羽二重」ブランドでは、コシやハリ、ヌメリといったテキスタイルの評価基準に対して、コシ=もちもち・しこしこ、ハリ=バリバリ・パリパリ、ぬめり=ぬるぬる・べとべとなど、オノマトペ(擬声語)を活用して、基準化する。川崎和男・名誉教授は、「福井の織物産業は、五箇条の御誓文を執筆した由利公正によって主導され、重要な輸出産業になった。英字名もあえて"HUBTAE"にし、素材であるテキスタイルと製品をつなぐという意味を込めた。福井の産地ブランドには20数年前にも関わったことがある。かつて世界に名を轟かせた福井の『羽二重』を再び世界で発信したい」と意気込む。

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