ファッション

NBBA(全国理美容製造者協会)が報告。ヘアサロンのパーマ需要回復の兆し

 NBBA(全国理美容製造者協会)とは、理美容室向けプロフェッショナル製品のメーカー9社で構成される製造者協会。会員9社の製品出荷量をベースにした、理美容室の市場分析などを行なっている。同協会は、6月5日、東京都新宿区の明治記念館で活動報告会を開催した。

 それによると、9社全体の2012年(12年4月〜13年3月)の業績は、対前年度比が美容市場で103.7 %、理容市場で100.1%伸長したという。美容市場のカテゴリー別出荷量は、ヘアカラー同103.9 %、パーマが同101.4%、ヘアケアが同101.7 %だ。ここで注目すべきは、パーマ剤(化粧品許可製品も含めて)の出荷量が伸びているということ。これまでは"ヘアケア製品は伸びているがそれ以外はマイナス"という年が多かったことを考えると、久々の明るい兆しといえる。

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 また、同協会が12年に行なったサロンユーザー調査(最近1年間にサロンを3回以上利用した、15 〜59歳までの女性5000人に対して調査)によると、現在パーマをしている女性は30.8%、未経験者は21.7%、「以前はしていたが今はしていない」という中止者は47.4%にものぼる。年代別に見ると、10代では未経験者が45.6 %を占め、30代以降では中止者が多くなっている。「パーマをしたいと思わない理由」は、「髪が傷むから・傷みそうだから」が57.5%と最も多い。パーマ比率アップのムードを作るためには、サロンユーザーに正しいパーマの知識を伝える努力が、まだまだ必要のようだ。

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