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ユニクロのサステナビリティを「ドラえもん」が世界に分かりやすく発信 緑色のロゴも登場

 ユニクロは、同社のサステナビリティに関するメッセージや活動を世の中に分かりやすく伝え、広めていくために、“グローバルサステナビリティアンバサダー”に緑色の「ドラえもん」が就任したと発表した。緑の「ドラえもん」のお披露目会見に併せて、通常の赤いキューブロゴを緑にした新ロゴも発表。今後、サステナビリティ関連の打ち出しには新ロゴを使っていくという。

 緑色の「ドラえもん」は、「ドラえもん サステナモード」という名称。「『ドラえもん』は日本発のキャラクターで、世界中であらゆる世代に愛されている。ユニクロもそうありたい」と、ユニクロでサステナビリティを担当する柳井康治ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員。「サステナビリティという言葉を使うと難しくなってしまうことを、『ドラえもん』の力で、世界中のどの世代にも分かりやすく伝えていく」のが狙いだ。今後、25の国や地域でサステナビリティ関連のコミュニケーション(店頭イベントなど)に「ドラえもん」が登場するほか、「ゆくゆくは、緑の『ドラえもん』を使った、サステナビリティに配慮した商品開発にも取り組みたい」という。

 緑色の新ロゴは、「サステナビリティに対し、事業と両輪で本気で取り組むという姿勢の表明として」、赤のロゴとは別に作った。赤のロゴで“LifeWear”となっているタグラインは、緑のロゴでは“THE POWER OF CLOTHING”(服のチカラ)となっている。

 会見で柳井取締役は、2001年に社会貢献室を立ち上げて以来のファーストリテイリングのサステナビリティ関連の取り組みも発表。また、パリ協定に基づいて50年までに二酸化炭素排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すことについても語った。「(カーボンニュートラルは)何か一つのアクションで到達できることではない。当社の事業活動全てで取り組む必要がある。現在社内で、店舗、オフィス、物流、生産、原材料調達といった各分野でどれだけ二酸化炭素が排出されているのかを算出しており、どうすれば削減できるかを分析している。各分野で、排出量削減のためのさまざまな技術を導入していかなければならない」という。

 「H&M」など欧米企業が進めるサステナブルな素材開発について水を向けられると、「もちろん素材開発も大切だが、われわれがこれまでに大量に販売してきた商品を回収し、再利用する“RE.UNIQLO”のような取り組みも大切。何か1つだけを行うのではなく、両軸で進めていかなければ客からは支持されない」「われわれはファストファッションではなく、長く使える服を作っているという自負がある。(アパレル産業は)必要なものを必要な分だけ作っていくビジネスに変わらないといけない」と話した。

 会見には緑の「ドラえもん」と共に、先日“ユニクロLifeWearスペシャルアンバサダー”に就任し、テレビCMにも出演している女優の綾瀬はるかが登場。綾瀬は今後、子どもたちに服のリサイクルや難民問題などを伝える教育プログラムなどに参加予定という。また、テニス選手のロジャー・フェデラー(Roger Federer)や錦織圭、スノーボード選手の平野歩夢ら、“ユニクログローバルアンバサダー”の6人もビデオメッセージで登場した。会見は日本だけでなく、11の国と地域のメディア関係者らに配信された。

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