Fashion. Beauty. Business.
ともに学び、悩み、進んで、そんなサステナ
新連載、スタートです。「WWDジャパン」で始まった、4コマ漫画も合わせてお楽しみください。
マリエさんから連絡をいただき、「コレは、絶対形にしたい!』と思ったのは、迷いや矛盾も含めてサステナと向き合っているからです。私自身も、地球を汚したくはないけれど、プラスチックゴミさえゼロにするのは、とっても難しい。「どうしたらいいんだろう?」と思っているときに、先駆者から「頭ではわかっている」ことばかりを主張されちゃうと、「ですよね……。ごめんなさい」以上の返事ができず、正直、サステナブルに近づける気がしなくなってしまいます。
ともに学び、悩み、進んで、そんな連載が欲しいなぁ、と思っていたのです。
マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 Vol. 1 今の私ができるまで
「WWDジャパン」読者の皆さま、こんにちは。
マリエです。
多忙なタレント活動から距離を置き、
好きなファッションの世界をもっと学ぶためニューヨークに留学。
その頃から度々お世話になっています「WWDジャパン」でこのたび連載をスタートしました。
テーマはサステナブル。
現在、私の営んでいるブランドや活動の中心になっておりますこのテーマ。
「WWDジャパン」も以前に比べてかなり取り上げるようになった、昨今のファッション界で話題のワードですね。
持続可能な社会を作るため、今ファッションが取り組まなければならないこと。
それはそれはたくさんありすぎて、私には全てを語れません。
「WWDジャパン」紙面で、私も日々学んでおります。
人生の半分は習慣でできているとは全くその通り。
サステナブルを心掛けようとしても、今までの当たり前に待ったをかけるどころか、
悪い習慣に気づくことすら困難です。
それでも自分自身を見つめ直すことによって少しずつ見えたきたサステナブルな私。
そんな私が日々感じているテーマや
われわれファッションを愛する一人一人が考えなくてはならない課題について
今回私の尊敬するアーティスト陣でキャラクターを完成させ、
そこに命と希望を吹き込みました。
名前は“プラスチックモンスター”。
このキャラ、略して“プラモン”が日々の生活の中で気づく
ファッションを軸としたサステナブルな話題を
「WWDジャパン」での4コマ漫画の中で投げ掛ける連載がスタートします。
ウェブではテーマのスピンオフや
私自身がどうしてそんなことを考えるようになったかのきっかけを連載。
発信者でもあり消費者でもある私たち一人一人に少しでも多くの気づきが訪れることを願って。
セレブなアイドル“セレドル”として知られていた私。
そんな“マリエ”は今、デザイナーであり会社の代表として売り上げを管理しながら、日本を代表するラジオ局でナビゲーターを務め5年。さらに環境省のアンバサダーにも就任しました。
やっていいことも、やらない方がいいことも。
うらやましいといわれることの数々も。
経験するはずじゃなかった周りの変化も。
全てが私を変えるきっかけだった。
変わらなければ死んでしまいそうだった。
そして、
変わってしまった“私”と“未来”をどう取り戻すのか、結局、10年もの月日が必要だった。
すごく苦労したな。
さらに取り戻すのではなく
自分を理解し、見つめ直すプロセスを繰り返すことで見えてきた地球のこと・歴史のこと・動物のこと・さまざまなこと。
もう一度しっかり学び直すことで“自分”ではなく、ここ(地球)にいる存在としての責任を理解し、
私の一つの選択がさまざまな健康につながることを学ぶことができた。
隣にいる人の健康、飼っているワンちゃんの健康、私のフォロワーの健康、
そして地球全体の健康も。
その全てを受け入れ、どのように気づき、アップグレードしてきたのか。
今、心から言える私の気づきのエピソードと経験を読者の方とシェアできる場をくれた
「WWDジャパン」の皆さまへ感謝
――サステナブルは現代のパンクだ
BY PASCAL MARIE DESMARAIS マリエ
「フジコ」や「ビーアイドル」を手掛けるかならぼからZ世代向けのメンズコスメがデビュー
メイクアップブランド「フジコ」や吉田朱里がプロデュースする「ビーアイドル(B IDOL)」などを手掛けるかならぼから、Z世代の男子をターゲットにしたコスメブランド「メンコス(MENCOS)」が4月21日にデビューする。ウェブマガジン「エモミュー(Emo!miu)」との共同開発で、若年層の男性のファーストコスメブランドを目指す。
デビュー製品は、日焼け止め効果を備えたファンデーション。UVカット効果に優れながらニキビや肌荒れも簡単に隠せるアイテムになっている。2色展開で、価格はそれぞれ1530円。製品の開発には「エモミュー」のモデルや読者、男子高校生、男子大学生1000人の意見を取り入れた。今後も男子が当たり前のようにコスメを使う時代を目指し、彼らの日常に馴染むコスメアイテムを販売する予定だ。
「ボッテガ・ヴェネタ」の新広告に女優やアーティストを起用 インスタ削除以来初のビジュアル公開
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は2021年春夏のキャンペーンビジュアルを公開した。“サロン 01 ロンドン(Salon 01 London)”と題した同シーズンは、昨年10月にロンドンのサドラーズウェルズ劇場(Sadler's Wells Theatre)でショーが開かれた。今回もクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リー(Daniel Lee)のデビューコレクションから広告撮影を行うフォトグラファー兼フィルムメーカーのタイロン・ルボン(Tyrone Lebon)が担当した。
被写体になったのは、ドイツのコンセプチュアルアーティストのローズマリー・トロッケル(Rosemarie Trockel)やウガンダ出身でロンドンを拠点にする女優のシェイラ・アティム(Sheila Atim)ら。2人ともブランドに馴染みの人物で、トロッケルは同コレクションのために製作したアートブック「The Importance of Wearing Clothes(服を着ることの大切さ)」を手掛け、アティムは10月のショーにゲストとして招待されていた。タイロンは湖を背景に、グリーンのローブを着用したトロッケルを撮影した他、ウエアと同素材で作られたソファーに座ったアティムをとらえている。またキャンペーンにはモデルのノラ・スヴェンソン(Nora Svenson)、ニキータ・シヨロコヴ(Nikita Stsjolokov)、オタワ・クワミ(Ottawa Kwami)、エミール・シューラー(Emil Schueler)、アンドレア・リッソ(Andrea Risso)らも登場している。
今回の広告は「ボッテガ・ヴェネタ」が1月にインスタグラムアカウントを削除して以来、初めて公開されたオリジナルのビジュアルだ。250万のフォロワーを有していたがアカウント削除の理由や復活の可能性は明らかになっていない。現状、「ボッテガ・ヴェネタ」に関する画像をキュレートする「@newbottega」などのファンが運営する非公式アカウントがインスタグラム上での発信源や、着用画像のタグ付け先となっている。
「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。