ジュン(JUN)が、ナイキ(NIKE)との協力体制で立ち上げる女性向けスポーツ業態名が「ナージー」になった。ブランド名は“シナジー”と“エナジー”を掛け合わせたもので、ジュンとナイキ、およびスポーツとファッションの相乗効果への期待を表現した言葉になっている。「ナイキ」のランニングシューズやスポーツアパレルをはじめ、コスメブランド「スリー」のスキンケア商品をセレクト業態で初めてラインアップするなど、「ナージー」の“本物を追求する”ブランド観に適した商品をセレクト。そこに、オリジナルブランド「ナージー」のアイテムを合わせたスタイルを提案する。「ナージー」ではパーカー(8900円)やニットボトム(9500円)などのリラックスウエア、シャツ(8900円)やデニム(9200円)などのジーニング・カジュアルを中心にそろえ、中心価格帯は1万円前後。商品の構成比は「ナイキ」が50%、「ナージー」が40%、国内外のセレクトブランドが10%となる。「ナイキ」のアクティブスポツ用の商品を基軸に据えることで、“DOSPORTS”が新しいライフスタイルであることを啓蒙する。スポーツを通し女性の健康的な生活と社会での地位向上を後押しすることを目的とする。
9月に渋谷・原宿エリアに約230m²の1号店をオープンするほか、11月には大阪の有力SCに約330m²規模の店舗を出店する予定だ。今後は、都心のファッションビルや“DOSPORTS”を感じさせるような二子玉川や吉祥寺などのエリアでの出店を視野に入れる。

ファッション企業のスポーツ業態としては、既に他社が先行している。ユナイテッドアローズは昨年9月、スポーツテイストのシティカジュアルと、ランニング商品を共存させた「アンルート(EN ROUTE)」を立ち上げた。3月にルミネ有楽町に1号店がオープンしたマッシュスポーツラボの「エミ(EMI)」は、ウィメンズ向けの業態。各メーカーのスニーカーを基軸とし、コーディネートに合わせるスタイルを提案。今秋には本格的な新スポーツセレクトショップ「W&E(ウェルネスリビング・バイ・エミ)」をデビューさせる。
車田友樹「ナージー」責任者は「先行している『アンルート』や『エミ』は、基本的にライバルではないと考えている」と話す。「『ナージー』では“DOSPORTS”を喚起することで、最終的には本格的なスポーツ振興を進めたいと考えている。特に『ナイキ』は、シューズはもちろんアパレルに関しても機能性とファッション性が両立している。一方で、アパレルに関しては、顧客がそれを意外に知らないことが多いと感じていた。『ナージー』はその接点を作ってくれる業態になると期待している。将来的には『ナイキ』のNTC(ナイキトレーニングクラブ)やNRC(ナイキランニングクラブ)といったコミュニティーと、『ナージー』がコラボレーションして、さまざまなアクティビティーを実施するような取り組みも行いたい」と語った。また、ナイキジャパンのウィメンズトレーニングを担当する高橋亜美ナイキカテゴリーゼネラルマネージャーは、「アメリカでは生活の中にシームレスにスポーツが存在している。日本はまだまだこれからだが、『ナージー』はそれをけん引するブランドになってほしい」と期待する。