
「ディオール(DIOR)」は、美しさと時間の関係を科学的に捉えるロンジェビティ研究を進めている。南仏コート・ダジュールを代表するラグジュアリーホテル、オテル・デュ・キャップ エデン・ロックで開催したスキンケア カンファレンスには、ディオール ビューティー アンバサダーを務める俳優の中谷美紀が参加した。LVMHリサーチのマリー・ヴィドー(Marie Videau)所長をはじめとするエキスパートとの対話を通じて、ロンジェビティ研究の現在地と、長年にわたり植物の可能性を探究してきた「ディオール サイエンス」に触れた。
「美しさとともに、時間を巻き戻せるとしたら?」
中谷美紀が南仏で抱いた問い
「美しさは時にはかないもの」。南仏で開催された「ディオール」のスキンケア カンファレンスを訪れた中谷は、そんな言葉から美しさと時間について思いをめぐらせた。今回、中谷が触れたテーマの1つがロンジェビティだ。「リバース エイジングというのは、まるで夢のような響きですよね」と話す中谷は、研究者との対話を通じて、「ディオール」が年齢とともに起こる変化をどのように捉えているのか、その背景にあるサイエンスへの理解を深めていった。
「ディオール サイエンス」が目指すのは、単に若さを追い求めることではない。老化という複雑な現象を多角的に理解し、生物学的な年齢を巻き戻せる時代をつくる。その背景には、アンチエイジングからウェルエイジングへと視点を広げ、人生のそれぞれのステージでその人らしい美しさを探究するという考え方がある。「ディオール」はその研究を推進するため、2023年に「ディオール リバース エイジング ボード」を設置。老化研究の世界的権威であるハーバード大学医学部のヴァディム・グラディシェフ(Vadim Gladyshev)教授ら、各分野の専門家と連携しながらロンジェビティ研究を進めている。
エキスパートたちが語る、
美しさと時間をめぐる研究
中谷が南仏で対話したのは、ヴィドー所長と、植物化学および植物バイオテクノロジーを専門とするロレーヌ・グルギヨン(Lorene Gourguillon)博士だ。それぞれの専門領域から、「ディオール」が進める研究について語った。ヴィドー所長が紹介したのは、ロンジェビティ研究から得られた新たな知見。一方、グルギヨン博士は、「ディオール」が長年取り組んできたフローラル サイエンスと、グランヴィル ローズをめぐる研究について説明した。ロンジェビティから植物まで、異なる領域を専門とするエキスパートとの対話から浮かび上がるのは、さまざまな角度から美しさの可能性を探究する「ディオール サイエンス」の姿勢だ。
肌老化とは何か?を読み解く
「ディオール スキン
ロンジェビティ コンパス™︎」

老化という複雑な現象を、どのように科学的に捉えるのか。「ディオール サイエンス」は、その問いに複数の視点からアプローチしている。その研究を背景に構築したのが、肌老化に関わる15の生物学的指標とそのメカニズムをマッピングした「ディオール スキン ロンジェビティ コンパス™︎」だ。年齢には実年齢のほか、細胞や組織の状態から捉える生物学的な年齢という考え方がある。同コンパスでは、加齢に伴って細胞や組織に生じる複雑な変化を解析し、可視化。これまで明確ではなかった肌老化の状態を捉える指標を示すことに成功したのだ。ヴィドー所長は、「ディオール スキン ロンジェビティ コンパス™︎」を、美と長寿の限界に挑む研究における大きなブレイクスルーと説明する。より的確に、より精巧に、肌のリバース エイジング研究を進めるための「羅針盤」が完成した。
この「羅針盤」に基づく細胞モデルを用いた最新研究では、15指標のうち10指標で変化を確認できるアプローチをすでに得ている。さらにこのアプローチに対して、42のバイオマーカーを解析し、独自の生物学的年齢評価モデルに照らした結果、未処理の年齢を重ねた細胞と比較して、約10年若い細胞に相当する変化が示された。この研究の背景にあるのが、「ディオール リバース エイジング ボード」をはじめとする、外部の専門家との連携だ。「ディオール サイエンス」はロンジェビティ研究を完成されたものとは捉えず、15の指標をさらに理解することを目標に研究を続けている。
一輪のバラから広がる、
フローラル サイエンスの世界
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「ディオール」はサイエンスの専門性を追究すると同時に、長年にわたり植物研究にも力を注いできた。中谷も「『ディオール』はサイエンスの専門性はもちろんのこと、フローラル サイエンスのパイオニアでもあります」と紹介する。その研究を象徴する植物の1つが、グランヴィル ローズだ。中谷は以前、グランヴィル ローズを育てるディオール ガーデンへ訪れている。
グルギヨン博士によると、このバラは7回の交配を重ねて生まれたという。「ディオール」が目を向けるのは、バラそのものだけではない。グルギヨン博士は、バラが持つ豊かさを守るために適した環境を求め、野生の原種が見いだされたグランヴィルの地をローズ ガーデンに選んだと説明する。植物そのものに加え、その生育環境までを研究対象として捉えるフローラル サイエンス。1つの植物を継続して研究しながら、その可能性を探る姿勢は、「ディオール サイエンス」の研究を支える重要な柱の1つだ。
ロンジェビティ研究からフローラル サイエンスまで、「ディオール サイエンス」の現在地に触れた中谷。エキスパートたちの言葉を振り返り、その金言こそが「年齢を重ねるたびに最も輝かしく、最も美しい自分へと導いてくれる羅針盤です」と語った。単に若さを追い求めるのではなく、年齢を重ねることを科学的に理解し、その人らしい美しさと幸せを探究する。「ディオール サイエンス」は、ロンジェビティという視点から美しさと時間の関係を見つめている。
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618