ファッション

パリコレから学ぶ 資生堂アーティストが提案する遊び心のある“魅せる”カラーメイク

 2018-19年秋冬パリ・コレクションでは、「マメ(MAME KUROGOUCHI)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」など、日本発のデザイナーのショーが話題となった。それらのバックステージで使用されていたのが資生堂ヘアメイクアップアーティスト発のメイクアップブランド「プレイリスト(PLAYLIST)」の新製品「マルチペインター(MULTI PAINTER)」。遊び心ある“魅せる”カラーメイクにも注目が集まった。

 パリコレ初参加となった「マメ」のメイクは、渋沢知美・資生堂ヘアメイクアップアーティストが担当。メイクは目元のみに「マルチペインター」を何色か混ぜて作った、キーカラーの赤味のあるオータムブラウンを使用。目尻のラインを少しずらして違和感のあるアイメイクを施した。唇はリップクリームのみで、肌は気になる部分を補正する程度と極力シンプルに仕上げた。すっと見えるアイラインも、目の際から少し浮かせて描き、さらに内側と外側でデザインを変えることで、モデルの表情やしぐさによって印象の変わるアクセサリー感覚の“魅せる”目元を表現した。

 「アンリアレイジ」のヘアメイクは計良宏文・資生堂トップヘアメイクアップアーティストが手掛けた。“プリズム”をコンセプトにメイクも一見ナチュラルだが、光があたった時に光沢や色を感じられるよう工夫している。その光沢感やプリズムカラーを表現するため、「マルチペインター」の「クリア」と色の異なるパウダー状のパール素材を使用。モデルのまぶた中央にはピンク、目尻側にブルー、Cゾーンにゴールドを施している。ヘアのベースはシンプルにしつつ、何人かのモデルにはプリズムシートを用いたヘッドピースを使用した。

 「ビューティフルピープル」のヘアメイクは、豊田健治・資生堂アソシエイトトップヘアメイクアップアーティストが担当。メイクは、ほぼ何もしていないようなノーメイク風で、リップのみピンクでアクセントをつけた。ただのピンクだと強過ぎるので、モデルに合わせてラベンダーをミックス。ヘアはベールがかかったような、軽やかな中にも不規則な動きのあるスタイル。ドライな質感でボリュームのある、ショーならではのドラマチックなヘアに仕上げている。

 

 

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