ファッション

衣服生産プラットフォームのシタテルが「マクアケ」と連携、資金調達から洋服の生産まで総合支援

 衣服生産プラットフォームを提供するシタテル(sitateru)がクラウドファンディングサービス「マクアケ(Makuake)」と連携し、クラウドファンドを実施したいユーザーに対して衣服生産をサポートするプロジェクトを開始する。

 新プロジェクトでは、クラウドファンドで資金調達をして洋服を作りたいユーザーに対して、サンプルの生産をシタテルがサポートする仕組み。資金調達に成功すれば、そのままシタテルの生産ラインを利用して洋服の生産ができる。これを利用すれば、生産ノウハウや資金がないユーザーでも試験的にブランドを始めることが可能になる。まずは第1弾として5日に“カメラ好きの人が手ぶらでカメラ散歩できる機能シャツ”のクラウドファンディングがスタートした。

 シタテルはこれまでも企業の新規ブランド立ち上げや受注生産、小規模ブランドの支援など、洋服を作りたいブランド(デザイナー)と工場をつなぐことで、洋服の効率的な生産を実現してきた。プロジェクトについてシタテルの三澤幸太セールス・マーケティング部マーケティング責任者は、「資金調達や生産、マーケティング、販売を一貫して提供できるため、これまで資金の問題で形にできなかったイマジネーションを、クラウドファンディングで形にできる。今後も、他分野のプラットフォームやウェブサービスと連携して、顧客の幅を広げたい」とコメント。

 マクアケの坊垣佳奈・取締役も、「今回の業務連携が、ヒット商品を生み出すための『大量生産・大量廃棄』といったファッション業界における課題解決の一助になることを願う。連携をきっかけに、さらにファッションジャンルを盛り上げていきたい」と話した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。