Aiロボティクスが展開するスキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」は10月1日、ブランド初の美顔器“ディープブースト”(全2色、各3万3000円)を発売する。8月24日から一部販路で先行販売し、各種EC、家電量販店、バラエティーストアなどで取り扱う。
スキンケアの体験価値をデバイスで広げる
“ディープブースト” は、クリーン、ブースト、リフト、プラズマ、マスクの5つのモードを搭載する。「ユンス」の美容液やシートマスクとの併用を推奨する一方、手持ちの化粧水や美容液などとの使用も可能だ。1回の使用時間は約5分を想定。日々のスキンケアに無理なく美容機器を取り入れる習慣を提案する。
「ユンス」は1回分ずつ個包装した導入美容液“生美容液”シリーズのヒットで認知が拡大し、2011年のブランド誕生以降、配合成分に重点を置いて商品を開発してきた。しかし、スキンケアの価値を十分に引き出すには成分だけでなく使い方まで含めた提案が必要だと判断。美容医療による特別なケアと日々のホームケアの間を埋めるアイテムとして“ディープブースト”を開発した。
「ブライト」はリフトケア、「ユンス」は浸透サポート
同社は、美容家電ブランド「ブライト(BRIGHTE)」でも美顔器を展開している。「ブライト」ではフェイスラインなどを整えるリフトケアを軸とする美顔器を展開しているが、自社のマーケティング調査から肌を美しく保つための“肌管理”に対する関心が高まっていることが判明した。
こうした需要を踏まえ、「美容家電ブランドからスキンケアを補完する機器を発売するよりも、スキンケアブランドから提案する方が生活者にとって自然だ」と判断した。「ブライト」はリフトケア、「ユンス」はスキンケア成分の浸透サポートに軸足を置く。美顔器という商品カテゴリーは共通するものの、目的や使用シーンを分けることで、ブランド間のカニバリゼーションを避ける考えだ。
なお、「ブライト」は、美顔器市場で一定のシェアを獲得したとみており、今後はヘアケアカテゴリーとBtoB領域を強化する意向だ。
サロン流通を取り込み、美容事業を拡大
Aiロボティクスは26年4月、パーツケアブランド「ソーアディクテッド(SOADDICTED)」や美容ブランド「スピケア(SPICARE)」を展開するBJCを完全子会社化した。同社がインターネット通販や一般店舗での販売を中心に事業を拡大してきたのに対し、BJCは美容室やエステサロンを通じた販売に強みを持つ。
今後は、両社が持つ販売チャネルやマーケティングのノウハウを掛け合わせ、商品カテゴリーと販売先の双方を拡大する。スキンケアと美容家電に加え、サロン流通を取り込むことで、美容事業の成長を加速させる。