「ニューバランス(NEW BALANCE)」は毎年5月、ブランドを象徴するカラー、グレーを祝福するイベント「Grey Days」を各所で開催している。そのハイライトとなるのが、5月8日に東京・表参道の会場で行われる「Celebrating the Premium Grey 2025」だ。本イベントで発表されるビジュアルは、モード誌のエディトリアルから広告までを手がける人気スタイリストの飯島朋子が監修した。
ブランドを象徴するグレーの魅力を
多角的に定義
今年で119年目を迎える「ニューバランス」が、初めてオールグレーのシューズを発表したのは、創業から70余年を過ぎた1980年代だった。都市でのランニングを想定して、コンクリートやアスファルトと調和する色として採用されたのが始まりだ。以来、脈々と受け継がれている同カラーは、時代を超越した品質とスタイルをあらゆるかたちで表現し続けるプレミアムな存在として愛されている。毎年5月に開催する「Grey Days」キャンペーンでは、色の魅力をさまざまな角度から定義。なかでも、5月8日に表参道で行われる「Celebrating the Premium Grey 2025」では、女性に向けて発信する。そこで公開されるビジュアルを人気スタイリストの飯島朋子が監修。曖昧な色の特性をポジティブに解釈し、ONもOFFも自由自在な9足のスニーカーに光を当てた。
“どちらとも取れない”ではなく
“どちらとも取れる”
今回のファッションストーリーを手がけるなかで、「グレーのスニーカーを履きこなす女性像を創造したい」と語った飯島。モデルにあえて演出はせず、スタッフと一丸となってクリエイションを探求するように指示する場面も目立った。そこで浮かび上がった三者三様の表現。同氏はブランドの核としてタイムレスに愛され続けているグレーをどう捉えて、撮影のコンセプトを広げたのだろうか?
「黒は反発、白は若さのイメージ。では、グレーは? みんな物事を黒か白に寄せたがるけど、曖昧なこともありますよね。そこにうそをつかないという点で素直さを感じるというか。自分らしさを認める色だと思いますね。なので、パーソナリティーが際立つスタイリングをしたかった。私にとってグレーの持つ概念は、どちらとも取れないではなくて、どちらとも取れるもの。グレーのスニーカーならONもOFFもどちらのシーンでも履くことができるから、それをテーマに撮影しました」。
「ニューバランス」だからこそ
三者三様のON・OFFスタイル


