ファッション

新生「アスティーグ」は多様な美をサポートするストッキング テーマは“はきかえよう、自由を。”

 アツギのストッキングブランド「アスティーグ(ASTIGU)」がリブランディングし、パッケージも中身も新たに登場した。商品特長を漢字1文字で表現したスタイリッシュなパッケージと幅広いラインアップで高い支持を得ていたが、“はきかえよう、自由を。”をテーマに、さらにはき心地や機能性を高めただけでなく、素材の大半に紙を使用したパッケージを採用。“脚線美”を追求していた今までとは違う、多様な美をサポートする新しいストッキングの価値観を提案している。

一人一人の美と快適に
寄り添うラインアップ

 リブランディング後の「アスティーグ」は11種類。新たに、再生素材を使用した“再”とパンティー部の蒸れを解決すると同時にトイレでの着脱の手間を減らした“快”の2種類が登場した。その他の商品も、パンティー部の締め付けを緩和すると同時にズリ下がりにくくするなど快適な着用感を実現し、穴が開いても伝線しにくく強度がアップ。パッケージは以前同様、漢字1文字を施した分かりやすくスタイリッシュなものだが、画像を白黒にすることで、性別、国籍を問わず、手に取りやすいデザインに。素材の大半に紙を使用したイージーオープンな設計は、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。

専用サイト「アスティーグ
ビューティ チェック」で
私にぴったりの1足を

 今まで、何となくストッキングを選んできたという人がほとんどのはずだ。新生「アスティーグ」では、自分にぴったりのストッキングを選べる専門サイト「アスティーグ ビューティ チェック(以下BC)」をスタート。肌の色やライフスタイルなどを入力すると11種類の「アスティーグ」から自分にぴったりの1足が選べるというものだ。自分の肌の色に合うものはもちろん、生活や目的別に提案してくれるので「BC」を使って“私にぴったり”な1足を選びたい。

ストレスフリー&
サステナブルなパッケージ

 一般的なストッキングのパッケージは、外袋や紙の素材、台紙などの使用部材が多く、商品を取り出すまで6動作以上が必要。取り出す途中で伝線したなどいう人も多いことだろう。新生「アスティーグ」では、ストッキング特有のパッケージのストレスを大幅に削減。新しい紙製のパッケージは、切り目に沿って簡単にオープンでき、ごみの分別も不要だ。だから、ストッキングをすぐに取り出せて、パッケージはそのまま資源ごみとして処分できる。これは、消費者への気配りでもあり、アツギの企業活動におけるプラスチックごみの削減を目指すパッケージだ。

購入から着用まで
ストレスフリーな
ストッキングを

 「アスティーグ」のリニューアルを手掛けたのは、アツギで長年にわたり、ストッキングの開発を行っている加藤理子アスティーグ企画担当だ。「アスティーグ」は2011年のデビュー以来、美意識やその日の気分、その日のファッションで選べる豊富なバリエーションをそろえたプレーンストッキングとして知られている。商品特長を漢字1文字で表現したパッケージもインパクトたっぷりだ。加藤担当は、リブランディングについて、「ストッキングの存在理由が変化した。以前は、マナーや仕事、冠婚葬祭ではくことの他に、他人から見た脚線美が重要視されてきた。今は、性別や体形という枠を超えて、着用する人一人一人が美しいと感じ、快適だと感じるものが必要とされている」と語る。それを反映しているのがキャンペーンビジュアルだ。ありのままの容姿、その人本来の持つ美しさを表現している6人のモデルを起用。「“はきかえよう、自由を。”というメッセージを通して、美の固定観念にとらわれないストッキングを提供したい」と加藤担当。リブランディングにあたり、もともと11種類あったアイテムを、今の時代に合わせて再編し、新たに“再”と“快”を加えた。加藤担当は、「ウエスト部が苦しいという声があり、ウエストのテープ部を幅広にし、パンティー部上部をメッシュに変えることにより長時間着用しても快適さが継続。ズリ落ちない、伝線しにくいという点でも改良されている」と話す。パッケージに関しては、「ストッキングは過剰包装という声があり、購入から着用までストレスのない商品を提供したいと思った」と言う。「アスティーグ」の幅広いラインアップから、自分の好みやライフスタイルを入力することで簡単に診断できる「ビューティチェック」も新たな試みだ。「『アスティーグ』のさまざまな機能とバリエーション豊かなカラーを紹介できるツール。これを活用して、それぞれの人に合う1足を見つけてほしい」。

問い合わせ先
アツギ お客さま相談窓口
046-235-2911